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ビストロ「MARCH AUX VINS」で フォアグラポアレに目を閉じる
外苑西通り沿いの「アルモニ」の山田シェフが、ひとりひとりのお客さまに目の届くサービスを、との想いを昇華させた定員9席のカウンター・ビストロ。
丹精を込めた宝箱のような空間がなんとも心地いいの。
食前酒に、シャンパンと苺のカクテル。
シャンパンと苺それぞれの香りの出会いが楽しめます。
この日の前菜の中から選んだのが、「ドンブ産グルヌイユのムニエル」と「フォアグラのポアレ・シュープリーズ」。
訊けば、魚だろうと憶測していた”グルヌイユ”とは蛙のことでした。
閉じ込められた旨味が迸る。蛙がこんなに旨いなんてね。
一方、たっぷりと豊かなフォアグラを堪能させるポアレは、口にすると思わず目を閉じてしみじみしてしまう。うう、堪らん。
悩んだ末のワインは、BORDEAUXの「CHATEAU CAMUS」。
キリリとした中にスッと甘さの香る白です。
主菜のひとつは、フレンチ仕立てのお好み焼きとも云える楽しい逸品。
織り込まれているのはもち豚。
煮込み料理と聞いて浮かんだ予想を見事に裏切られたのが「カスレ・トゥールーズ」。
白いんげんと肉類を煮込んだもので、南仏の郷土料理のようです。
ふむふむ、これまた旨い。
白を飲み切ったところで、「Chateau Puech-Haut」などの赤をグラスでいただいて、チーズを所望します。ハードタイプからウォッシュ、ブルーなどバラエティが嬉しいプレート。
気がつけば、あっという間に時間が過ぎていました。
今度いつこれるのかなぁ。
「MARCHE AUX VINS」は、広尾商店街を進んで、左に折れた先を右折した左手。ところで、青山のお店はどうされているのでしょうか。
「MARCHE AUX VINS」 渋谷区広尾5-19-3 [Map] 03-3441-9979