聞き覚えのある芸人の声が路上にも行き交う、
なんば花月前。
たこ焼の匂いを嗅ぎながらその先を左へと回り込んだ通りには、「サウスロード千日前」というアーチが架かる。
問屋風の家具店が並ぶ界隈は、花月前の喧噪が一転、ちょっとした侘びしささえも漂わせています。
その一角、堺筋の手前にあるのが今日のランチ処、
グリル「しき浪」です。左手のカウンターには、コックコートの面々が忙しなくしていて、突き当たりのレンジではふたりが寄り添うようにフライパンを揺すっています。

齧り切ったその身の甘さが醍醐味あるノリで愉しめる。
ハム同様、厚みを保ってソテーしたポークも齧り甲斐がある。
ショーケースに並ぶサンプルでまた迷ってみたい。
「特製上ヘレ一口カツレツ」「ハイシビーフ」に「チキン生姜焼」「エビライス」などなど。
そして冬場にはやっぱり、「カキフライ」だね。「しき浪」 大阪市中央区日本橋2-5-9 06-6631-7530
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