ちょっとご無沙汰の「ajito」です。
空席待ちの列ができていたりするのかしらんと窺うように裏道を覗くと、店先に人影はなし。
ほっとして、アジトの前に立ちました。
考えたら、昼間のajitoに来るのは初めて。
壁、こんなに真っ黒だったのですね~。
一席だけ空いていた右隅にもぞもぞ潜り込んで、店主に一礼。
今日は、「アンチョビ辛味のつけ麺」をいただきます。
正面にみる麺茹での寸胴に収まっている長~い笊は、スパゲティ用のテボ。
パスタがそのまま真っ直ぐ入っちゃうサイズが、狭い面積の厨房で大盛りの麺を湯掻くのに具合がよくって、ajitoの麺の魅力にも繋がっているのだね。
麺に振り掛けられたぺペロンチーノな赤い粉が印象的な麺の器。
トップのあんや鰹節、水菜と一緒にぐわぐわっと混ぜてから、例のトロミのあるソースにひたひたとして急くように啜ります。
おほ~。
アンチョビ独特の熟成香がふふっとして強めの塩味がところどころでくくっとアクセントをつける。そして全体を〆まった基調にしているが、赤い粉。
メニューには“そこそこ辛いです”とあるけど、そのそこそこの辛さ加減がちょうどよいのだね。
スープ割りをしてもらい、器の底まで完飲・完食。うん、満足満足。
「ロッソ」の衝撃には及ばないかもしれないけど、「アンチョビ辛味」も旨い「ajito」。
早く「ピザソバ」も食べなくっちゃ。
そして今日もあのフレーズを聞くことができました。「ラーメン屋じゃないっスから!」。
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「ajito」 品川区大井1-41-1
column/02399
アンチョビ苦手な私だけど、これは食べてみたい!
気がする…。
Re;ヒロキエさま
あれ?ヒロキエさん、アンチョビ苦手ですか~。
例のとろっとしたソースがメインで、アンチョビの発酵風味と塩っけが注し味で、そこへ辛味が輪郭を描くって感じです。
アンチョビスキーなのであてになりませんが(笑)、是非お試しを~。