例えば武蔵小山同様、
目黒線の地下化による様変わりで落ち着きのない、
そんな様子の西小山に降り立ちました。
辿るは最寄りの弁天通りと呼ぶ商店街。
照明の切れ具合が、一抹の哀愁を漂わせる商店街ゲートのすぐ脇にあるのが、
オムライスでも有名な「杉山亭」です。
ドアを押せば、すぐ厨房の匂いが伝わってくる。
こじんまりとした店内の光景に不思議な懐かしさを感じてなんだか安堵。
すっかりオープンなキッチン前へ案内されました。
カウンター横の壁には、開高健直筆らしき色紙
トマトピューレをたっぷりと入れて作るチキンライスは、明快に赤い色。
トマトの酸味と玉子のほの甘さ、そしてデミグラスのすっきりとしたコクが渾然となったあたりが一番いい。
さらっとしながら、落ち着いたコクのあるデミグラス。
実際どれほどの手間を掛けているか判らないけれど、
また来なくっちゃ。「杉山亭」 品川区小山6-1-3 03-3712-6222
column/02523



キッチンでコックさんと奥さんがタバコを吸っていたのが、新鮮な驚きであった。
ホスピタリティーに少し問題が・・・
味自体は悪くないですが、もう行かないです。
Re;ここではないどこかさま
ボクも煙草を吸わなくなって、10数年。日増しに、煙草に嫌悪を覚える機会が増えてきました。
あけっぴろげのキッチンですから、なにも夫婦揃ってぷかぷかすることないのに~、ってことですね。
裏口へ逃げることができないとか、お店の構造の所為もあるのでしょうけど、やっぱり心掛けの問題だと思います~。