池袋からグリーン大通りをのんびり歩いて東池袋まで。 首都高の高架下沿いを進むと、”A”の文字を白抜いた青いスタンドサインが見つかります。 一見殺風景な通りに、カラフルなファサードを現せてくれているのが、今日のランチの目的地「A Raj」です。 「ラージ」はオーナーシェフのお名前のようですね。
営業時間にはまだ数分早いものの、ドア枠の硝子に提げられたプレートが「OPEN」となっている。 で、ドアを開けようと押し引きしたものの、鍵がかかっていて開かない。といって、休業日という雰囲気でもない。 んん~、と思っていると、「あ~」という表情を見せつつ、女性がドアを開けてくれた。 「ずっと、OPENでしたよ(笑)」「ええ、間違えちゃってて(笑)」。 一番乗りしてお願いしたのは、2種類のカレーとライス+ナンにミニサラダ、インドの漬物アチャール、ラッシーがつく「Cセット」。 辛さの★マークひとつの「サンバール」は、キマメと色々な野菜を煮込んだ、野菜を替えつつ毎食でも食べるという南インドの代表的なカレーだといいます。さらさらとした南インドらしいカレーで、玉葱、トマトに混じって大根らしき具材も入っています。 もう一方を、鶏の「キーマ」で。 挽肉満載のカレーではあるけど、こちらもさらさら仕立てで、そっとナンに載せて、いただきます。 下地になっているスープの旨味とスパイスの風味がいい塩梅で、ナンを千切っては口へをノンストップで繰り返す。 ナンの下からひと盛りの長粒米が現れて、それは例のスープカレーのお作法で食べてみる。 こうしてみると、南インドのさらさらカレーは、ナンよりもご飯でいただく方が食べやすいし美味しいかもね。 清々しい気分の汗を拭きながら、ラッシーを呑み干しました。 店内のポスターによると、年末から割りと長期に亘って店主が里帰りするようです。 「A Raj」 豊島区南池袋2-42-7 03-3981-9688 http://www.a-raj.com/column/02452