野毛のオヘソ辺りの有名焼鳥店の行列に、
急遽並んだ夏の日のこと。
「末広」のひと時を堪能したその足で向かったのは、
昼間その佇まいをじっくり眺め愉しんだ都橋商店街。
ひと気のほとんどなかった商店街も夜の帳が降りる頃には、少しづつ妖しさを帯びてくる。
沢山のお店が小さな看板に灯りを点して、その所在を示し、酔客ならんとするひと達を誘っています。目指すお店は、商店街の二階にある。
開店時間には少し間があるので、その扉は閉じている。
開店を待つひと達が5~6名になった頃、 すぐ開けるからね!っと店主が現れた。 それが、初めてお会いする”仙人”、その人なのであります。
その日の一番乗りでL字カウンターの左奥へ。 お店の間口は、他の店と同じく一間半ほど。 小さなお店に酒瓶などなどあれこれがぎっしりと置かれ、 忽ち満席となり立ち飲みの人々が囲む店内は早速、 濃密な空気に包まれ始めました。
仙人の発声により、この夜がスタート。 まずは、「白生ホッピー」をお願いしましょう。
仙人が、渋い真鍮色のサーバーからジョッキにホッピーを注ぐ。
そして、ジョッキのひとつには、うっすらとハートマーク。
ああ、円やかな呑み口のホッピーであることよ。
そうそう、卓上には、類さんのサインの入った、 「BS-TBS 酒場放浪記」の酒枡や箸おしぼりセットなんかが置いてある。 仙人は、「キンミヤ」謹製の腕時計なんかも披露してくれました。
吉田類さん命名の「北米大陸の風」とどちらにしようか悩んだ末に、 もう一杯とお願いしたのが、その名も「堀越さん」。 注文に頷いてくれた仙人は、徐に白いスタンドのようなものをカウンターに置く。 スタンドの背には、「REAL HALF HOPPY By Project K」とある。
「堀越さん」は、青リンゴサワーと白ホッピーのハーフ&ハーフ。
ちなみに、「北米大陸の風」は、レモンサワーと黒ホッピーのハーフ&ハーフ。 仙人は、スプーンの背を使ってレモンサワーを静かに注ぎ入れてくれます。
長っ尻は無用、「また来ます!」と仙人に挨拶して席を立つ。 背中で呑んでいた方達に止まり木を譲りましょう。
野毛・都橋商店街の仙境、 ホッピー専門店「ホッピー仙人」は、この9月で13周年。
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「ホッピー仙人」 横浜市中区宮川町1-1-214 都橋商店街2F [Map] 045-242-1731 http://hoppysen.web.fc2.com/
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