
鶴見駅を出たレールが、 鶴見川を渡らんと大きくカーブを描いたところに置かれたホーム。

改札口へと階段を下って、反対側への通路を進むと、 そこから更に下の通路が見下ろせる。

鶴見線の所属駅はすべて無人駅。

やや薄暗がりの通路を改札口から右へ出ると、 国道を渡る横断歩道に出る。

阪神の今津線にも阪神国道駅というのがあるらしい。 確かに国道の脇にある駅は全国あちこちにあるだろうけど、 トラック行き交う産業道路っぽい道路のガード下に入口を空けた此処にこそ、 古き1号国道の沿道にあり続ける此処にこそ、 この名が相応しいように思えてきます。
国道駅は昭和5年の開業以来、 これといった改築がなされていないという。 ふたたび戻った通路はやっぱり昭和の匂いが色濃く漂ってる。 まるで、ラーメン博物館を設えたのと同じチームが作り込んだセットのよう。

そして、店を前にして、 余りに出来過ぎの雰囲気に気圧されて、少々たじろぐ(笑)。 意を決して、暖簾に顔を突っ込んで、空席を訊ねます。 カウンター席は一杯で、その背後に置かれた小さなテーブルの丸椅子に、 居場所を得ました。
瓶の麦酒をと女将さんに所望すると、手渡されたのは、 キリンラガーの瓶とコップ。

女将さんを通じて焼き台前に立つオヤジさんに通った注文は、 焼き鳥の盛り合わせ。

カウンターのお客様のおひとりが、仲間がやってきたということで、 外で呑むよとカウンターを離れたので、その後釜にと移ります。

お願いしていた「ポテトサラダ」が丁度目の前に。

奥の壁の隙間に押し込めるように貼られた変形黒板がお品書き。

「もつ野菜煮」は、さらっとした味噌仕立て。

正面の棚をみるとそこには、近頃珍しいダルマのボトルも並んでる。

亀甲柄のジョッキを見つけて、ハイボール。

お隣さんの注文の真似をして、「サンマさし」。

戦前のまんまの国道という名の駅の下に、 昭和のまんまの居酒屋、その名も「国道下」がある。



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「国道下」 横浜市鶴見区生麦5-12-14 [Map] 045-503-1078
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