「鈴萄」と書いて「りんどう」と読むその店は、 創作料理とワインのお店。居抜きかもと思った店内は、カウンターの配置や造作が変わっていて、 新しいものに設え直しているようです。
このところのお昼のお品書きは、 「豚バラ肉の生姜焼き」「焼き魚定食」に「自家製ベーコンエッグ丼」。 しょうが焼きから試してみましょうか。
小鉢に載せた茄子や炊いた大根が妙に嬉しいお年頃(笑)。 ハチミツにじっくり漬け込んだ、という副題を持つ生姜焼き。 ほんの少し焼き詰まって、硬くなってる気配はあるものの、 なるほど、蜂蜜由来の仄甘さと生姜の風味が相俟って、 品格あり気な生姜焼きとなっています。
「焼き魚定食」には、時季のお魚あれこれが登壇します。相変わらずの小鉢の並びを喜びつつも、 目線は麗しき照り色に注がれる。 エイっとその身を解せば、脂がジュジュンと零れてくる。 うーん、粕漬けの香りと身の甘さが相乗して、美味しいであります。
定番のもうひとつが、「自家製ベーコンエッグ丼」。その名の通り、ベーコンエッグをどんぶりに載せたものなのだけど、 全体に回しかけた甘じょっぱいソースが工夫の跡か。 まかない料理だと思えば、合点がいくものと思います(笑)。
おばんざい的創作料理とワインの店、新富町「鈴萄(RINDO)」。「鈴萄」のロゴマークは、葡萄の蔓でリースのように囲んだ円に鐘を吊り下げているもの。 舌(ぜつ)の代わりに葡萄の房が描かれています。 ワインの店に”萄”の文字は、なるほど「葡萄」の”萄”だと連想できるけど、 そこに”鈴”を添えたのは何故かしらんと訊ねたら、 「私の姓が鈴木だからです」とソムリエ然とした好男子。 調理を担っている作務衣姿の男性が大将かと思い込んでいました、 御免なさい(笑)。
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「鈴萄」 中央区新富2-10-10 ne:st1F [Map] 03-6228-3880 http://www.rin-do.jp/
column/03327
はちみつチックなタレがたまりませーん(^o^)/
Re:Gingerさま
ハニージンジャー、もありですねー。
ここでもやっぱり、漬け込んでから焼くか、焼いてからタレを回すか、が悩ましいですね。