
茅場町の裏通り。
桜通りへと抜ける裏道に、見慣れない白い提灯が提がっているのが目に留まりました。
ここは確か、以前焼肉の「華興」があった場所。
路上のA看板には、「JUJU豚そば!」とある。
八丁堀の薩摩黒豚そば「茂助」の向こうを張るライバル出現でしょうか。
店先には、ビールの樽やホッピーのケースが無造作に置かれてる。

ガラッと戸を引いた店内は、夜は如何にも居酒屋的なノリになりそうな。

カウンターの隅に座って早速、
JUJU特製と謳う「豚そば 温」の注文です。

茹で上げに7分弱かかります、というお知らせにのんびりと出来上がりを待つことにします。
届いたドンブリに載るは、ちょっと玉葱を増やせばそのまま牛丼の具にもなりそうな、
でも割とあっさりめに煮付けた豚ばら肉。

柚子のトッピングがいい風情です。
やおら箸を突っ込んで、引き揚げた麺はなるほど、幅広の蕎麦。

わしわし感を期待しながら豚バラと一緒に啜ります。
ほうほう、汁の辛味と麺の剛性で攻める「茂助」とは明らかに違うアプローチ。
でも、期待通りのわしわし感は十分で、なかなか、いい。
大盛りでなくてもしっかりしたボリュームだ。
ちなみに、「豚ダブルそば」なんてのもあって、それはその名の通りの豚肉ダブル。

こんもりした豚バラの上にさらに刻み葱が載っかります。
うん、その量感に満足、満腹(笑)。
「豚つけ」もあるってことでまた別のお昼どき。

より麺を愉しむつけ麺の常で、
温かいものよりさらに幅広の蕎麦の舌触りにや歯応えが直感できる。

つけ汁も若干変わって、三つ葉と糸唐辛子。
うんうん、これも悪くない。
ちょっと、生玉子を割り入れたり、
ラー油を豪快に垂らしたりしたい衝動に駆られる瞬間もあります(笑)。
お昼どきは豚そばの店、茅場町・手作りの肴「JUJU分家」。

“分家”というくらいだから勿論本家もあって、
それが新川から箱崎の方へと渡る湊橋近くの「東京JUJU」。
和洋折衷の居酒屋ダイニングからどんな経緯で豚そばがスピンアウトしたのかな。
口 関連記事:
薩摩黒豚そば「茂助」で 薩摩黒豚そば鶏そば港屋的アプローチ(11年07月)
「JUJU分家」
中央区日本橋茅場町3-1-4
[Map] 03-3662-5288
column/03228
わしもわしわし喰ってきました。この手のわしわしには目が無いもんで、、、。それにしても、この界隈、、、新旧入り混じってなかなか賑やかで、未だコンプリートできてません。茅場町に張り付くかなぁ~。
豚肉と幅広そばの写真まで来たところで、思わず「へ~~~」と声を上げてしまいました(笑)。
豚バラのつけ麺も含めて、ラーメン感覚でしょうか?
茅場町はディープゾーンとお聞きしてますので、他の場所の開拓も期待しております。
Re:桃猫さま
ですよねー、わしわし麺、いいですよね~♪
ちょっと暑くなってきた頃の「冷やし豚そば」もいまからちょっぴり愉しみ(笑)。
この界隈もご多分にもれず、え!っていうお店がなくなっていたりして、びっくりすることが最近多くて、古い店から行っとかなくっちゃな気分です。
Re:seppさま
武蔵野うどんをはじめ、バラ肉とうどんとの組み合わせは割りとポピュラーですけど、ソバでもわしわし喰いたいよねーという感じがラーメンつけ麺ノリも加味してこんなアプローチになってるのでしょうね。
茅場町がディープゾーン? あの店のことかな(笑)?