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都庁に用事があって出掛けた帰り道。
大江戸線でアプローチすることもあって、
いつも代々木で乗り換える。
するとパブロフの犬のように足が向く店がある。
小田急線の開かずの踏切のちょと手前。
美容会館なる建物前の横断歩道を渡って真っ直ぐ。
そう、皆さんご存知のらーめん店「めじろ」なのです。
券売機の前に立つといっつも一瞬迷うものの、まずに目に留まるのが「煮干味」の文字。
これは煮干出汁のスープということではなくて、”味変更アイテム”なのだ。
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塩で煮干し、というのもいいかもなぁと考えながらも、王道を往こうと結局「特上醤油らーめん」+「煮干味」という組み合わせに落ち着くのです。
トッピングは、炙ったチャーシューと炙ったひと口ポーク、
焦がし葱にだし玉、海苔三枚。
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その隙間から覗くスープは濃度しっかりにしてキレのいいのを知っている。
そのスープに恭しく蓮華を沈めて、ずいっと啜る。
ああ、そうそう、輪郭のくっきりした旨みと濁りのないコク。
焦がした葱の香ばしさに煮干しの馨しき風味。
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複層的な旨味の纏め上げる、塩分の利かせ具合と脂の含み具合が絶妙なのです。
ちょっと慌てるように箸の先をそのスープに突っ込んで引き上げる麺は自家製の。
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粉の風味を活かしつつ、つるんんとした口触りを表現していて、
そのクセしっかりとスープを纏わせる。
うん、美味しいらーめんです。
またまた都庁からの帰り道。
たまにはと、「特上醤油つけ麺」に挑んでみました。
やっぱり「煮干味」で味変更です(笑)。
壁際に積まれた日清製粉の丸特ナンバーワンの袋をながめながら受け取るどんぶり。
![mejiro06.jpg](https://ishouari.com/1111/mejiro06.jpg)
![mejiro07.jpg](https://ishouari.com/assets_c/2011/11/mejiro07-thumb-66x49-21903.jpg)
つけ麺の麺は、らーめんのそれとは違うやや平打ち。
なるほどぴろぴろっとした口元を滑りつつ、芯のある旨味を運んでくれる。
どちらかと云えば、らーめんの魅力に軍配だけど、
つけ麺はつけ麺でいいね、いいね。
複層的ならーめんの美味しさを安定感をもって愉しめる、七重の味の店「めじろ」。
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今度の都庁からの帰り道には、塩で煮干し、に挑もうと思います。
口 関連記事:
七重の味の店「めじろ」で らーめん美味しさひたひたしみじみ(06年04月)
「めじろ」代々木本店
渋谷区代々木1-58-7-106 [Map]03-3299-8050
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