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「青森の店」前から通りを渡って、
ちょっと左に折れ入るあたり。
久し振りに、WINE BAR「R」やうなぎ「青葉」のブロックへと足を向けました。
目指す目的地は、洋食元祖「新富 煉瓦亭」。
店先を覗くと、あった、ありました。
黒のプレートに、”旬の味覚カキフライ”。
どなたが描いたか、六つのカキフライくんが「おっす」と迎えてくれています。
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カウンターの一番奥に陣取って、速やかに「カキフライ!」と告げる。
するとすぐさま、「オイスター!」とオーダーが通ります。
揚げ音や炒め音のハーモニーが響くキッチン。
オープンキッチンの臨場感というのは、やっぱりいいものですね。
キッチンのお三人が似ていると思うのはきっと、気のせいではありません。
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いつものポタージュが今日はトマトバージョンだったりして。
そのスープをゆっくりとペロペロしているところへ、ぴちぴちとした揚げ音とともに「カキフライ」のお皿が届きました。
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衣を見ると、まだ油が弾けているくらいの超揚げ立て!
いいぞ、いいぞ。
そして揚げ色は、しっかり揚げた感満点の濃褐色。
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見た目からもその香ばしさがひしと伝わって参ります。
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ここ「新富 煉瓦亭」のタルタルは、記憶に残る好きなタイプのタルタル。
そのタルタルをたっぷりとつけて、火傷しないよにふーふーしてから齧りつく。
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期待通りの衣の香ばしさと牡蠣の身の凝縮した旨みが一気に弾けて、まさに至福の時。
齧り口から立ち昇る湯気をじっと見詰めてしまいます(笑)。
いやー、うまひ。
そしてね、このタルタルでいただくのも勿論いいけれど、
醤油を垂らすのもまた格別なのであります。
日を改めて今度は、
「新富 煉瓦亭」でのもうひとつの牡蠣メニュー、「カキバター焼き&オニオンソテー」。
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薄衣を纏った牡蠣にそっとナイフの先を挿し入れて、
きっと縮みの少ないであろうその牡蠣のふるふるを手応えに感じます。
そっと食めば、期待通りのふるっとした食感のあとから、
フライとはまた違う旨みが柔らかく解ける。
比べてしまえば、カキフライのインパクトには敵わないものの、
いいな、いいねカキバター焼きも。
暖簾分けからの創業が昭和38年10月のことだという、洋食元祖「新富 煉瓦亭」。
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次回は「ナポリタン」か、カレーあれこれか、「大エビフライ」か。
迷うことを前提に訪れるのもまたちょっと愉しかったりして(笑)。
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「新富 煉瓦亭」
中央区新富1-5-5
[Map] 03-3551-3218
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