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寿司割烹「日本橋 さくら井」で 鮭いくら丼鮪ユッケ丼真鯛利休丼
永代通りから一本室町に寄った筋は、
辛いカレーで有名な「紅花別館」やシウマイ&担々麺の「小洞天」本店がある通り。
どちらも時に、空席待ちの背広姿を店前に侍らせています。
そしてその並びにもう一軒、制服姿のOLさんを交えた空き待ちを生んでる店がある。
それが、寿司割烹「日本橋 さくら井」です。
佇まい新しき格子戸を進むと端正なカウンター。
奥にはテーブル席があるようです。
おひる時のお品書きには、丼モノのランチが6品ほどに「ばらちらし寿司」「にぎり寿司」が並ぶ。
その中から「鮭いくら丼」を選んでみました。
解した鮭の身のサーモンピンクとづけにしたイクラの粒が、玉子のそぼろも彩りに華やぐ。鮭の身のそっと香ばしい風味と弾けるイクラの甘さ滋味の親子競演は、定番なれど魅力的。
ご飯の酢がやや強すぎて尖っているのが気になるものの、悪くないドンブリだ。
隣のOLさんが貪り食べていて(笑)気になったのが、「鮪ユッケ丼」。
中おちと思しき鮪をたたいたユッケ状にしてドンブリの中央に盛り付け、そこに温泉玉子をのっけてる。
肌理の整った中おちに温泉玉子を崩し解いて、そこへちょろっと醤油を垂らす。
それはもう、想定通りのお味がいたしますですよ、はい(笑)。
さらに日を改めて、「真鯛の利休丼」。真鯛を胡麻醤油漬けにしたものをドンブリに広げて載せたものだけど、これはちょっといただけない。
胡麻醤油の味が強すぎて、なにを食べてるのか判らなくなる。
それに、寿司割烹だからって端から酢飯のドンブリであることもないのになぁとも思う。
少なくとも、寿司めしとドンブリめしの酢加減は別にしたらどうかと考えるのだけど、
どうだろう。
お昼にはドンブリあれこれが愉しめる、日本橋裏通りの寿司割烹「日本橋 さくら井」。カウンターの真ん中で切り盛りしているのが、店主の櫻井さんか。
味噌仕立ての「深川丼定食」やにゅうめんでいただく「半田そうめんセット」を選ぶ一手もあるようです。
「日本橋 さくら井」 中央区日本橋1-2-16 BLUE MARK83 1F [Map]
03-3270-1139 http://www.nihonbashi-sakurai.com/