うなぎ寿し海産物「おふくろ亭」で ンギャナ酢味噌和えにアバサ汁

ofukurotei.jpg宮古島最初の夜は、お気軽に居酒屋なノリで過ごそうかと、繁華街の隅にあるという「おふくろ亭」に席を確保したい旨の電話を入れました。 すると、予約は八名さま以上の場合のみ受けています、 という。 どうやら来た者から順番にというスタイルで、しかも滞在時間を制限しているそう。 店名からくる、ほのぼほとしたイメージとは異なった様子なのでしょうか。 入れるか判らないまま、店に向かいました。
港側から坂を上がり、繁華街の通りを辿って行き着いたお店は、葉の緑が入口を覆い被さるようにしている。 開け放たれたドアから中を覗くと、店内は既に賑やか。 席はあるかと窺うような視線を送ると、運良く「どうぞ」となった。 ただし、1時間半シバリだという。 どんだけ人気やねん(笑)。 奥の座敷の一角に陣取って、まずオリオンをプハとする。 「島らっきょう天ぷら」は、衣のパリパリと島らっきょの酸味香気が不思議な魅力。 ofukurotei03.jpgofukurotei04.jpg 「アーサ天ぷら」は、シャクシャクとした歯応えとアオサ海苔の爽やかな磯風味がいい。 どちらも、パウダー状の「雪塩」チョンづけでやっつけます。 定番な「ラフテ」や「麩チャンプルー」をいただいて、お腹もひと息ついたところで、泡盛に切り変える。 ofukurotei05.jpgofukurotei06.jpg 宮古でメジャーな「多良川」のお安いヤツ(笑)。 泡盛1:水2の割合で割る呑み方が一般的だよという推奨に従って。 ンギャナってなんだけと考えながらお願いしたのが「魚とンギャナの酢味噌和え」。 想定外に大きな器を受け取ってやっと気がついたのは、「ンギャナ」とは苦菜のこと。 ofukurotei07.jpgバキバキと厚みに主張のある葉に確かな苦味があって、それがなんだか体によさそう。 刺身と合うかと訊かれると、そのあたりはちょっと微妙ではあるけどね。 最後に汁物を啜ろうと選んだのが、「アバサ汁」。ofukurotei08.jpgアバサとは、ハリセンボンのこと。 水中では、ぬぼーっとした愛嬌をみせてくれているけど、それを喰っちゃうかぁ(笑)。 さすがフグ目の魚だけあって(?)、あっさりとしたフグの身を口にしているような感じで、骨やスジから歯の先で刮げるようにして、しゃぶり食べる。 適当に食べると食べでがなくて、しつこくしゃぶると結構食べれる、とそんなことみたい。 そして、出汁にしみじみ。 小学生かと思われる女の子までが健気に手伝う、まさに家族経営の「おふくろ亭」。ofukurotei09.jpg市民球場でキャンプを張るオリックスの選手のサイン色紙も並ぶ。 キャンプに合流したマリナーズ・イチローも訪れていたりして。いや、それはないか(笑)。 「おふくろ亭」 宮古島市平良西里587-4 [Map] 0980-72-0744
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