「エルベ」からの帰りがけに立ち止まる、木挽町通り。
「Vivienne」の収まるビルの脇にお品書きの出ているのが目に留まりました。
「カキフライ」もある(笑)。
行かなくちゃ!と思う矢先、のむのむさんの記事に登場して、流石ぁと腕組み。
後を追っかけました。ちょっと出足が早過ぎたのか、女将さんに促されるままテーブルでしばし待機。
木挽町通り側が小上がりになっていて、窓枠の端から端までに品書きが下げられています。
「七品のきんぴら」「酒盗三点」「ハタハタ一夜干し」「もろみ豆腐」「あら煮」「穴子まんじゅう」などなどの酒肴たち。
「よ!成田屋 海老蔵」だって(笑)。
ごめんなさいねお待たせしちゃっての声に応えて、「カキフライ」をお願いします。
届いた膳は、お盆になんか到底載り切らない皿の数。
貧相でなく大き過ぎずの粒に丁寧な衣が纏う。
噛んで咀嚼した印象はすっと軽やか。
瑞々しい旨味が弾けて、余韻がキレよく消えていく、その繰り返し。
旨いカキフライはやっぱり旨いと、当たり前の感心をする次第なのであります。
しかもお安い料金設定なのだから、おのずとお店の心意気を思ってしまいます。
夜に訪れるのもきっと心地いいぞと思う、木挽町通りの「越」。
ランチメニューcolumn/02746


