名古屋地下鉄の鶴舞線に浄心という駅がある。
“浄い心”なんて地名は名の知られた神社仏閣のお膝元だからかぁと地上に上がるも、そこはどこにでもありそうな高速の高架下。
交差点のこじんまりしたお寺がその名の由来らしい。
そこから弁天通りを渡り、裏道へ廻ったところにあるのが、
今日のお昼どころ「しら河」です。
軽くまぜまぜしてから、例の手順でまずそのまま茶碗によそっていただきます。
うんうん、しっかりと主張する焼き目の魅力。
そこへ身の中からふつふと発揮してくる甘み旨味が、ややタレダクのご飯と相俟って、遜色ない。
残しておいたところを茶碗に移して、薬味も一掃するように載せて刻み海苔をぱらぱらと。
つまりは、この場面が一番好きってことなのでしょうね。
ひつまぶしのお店10傑くらいには入るのであろう、浄心の「しら河」。
沿革には、公設市場の天麩羅店が起源で、和食料理屋・割烹から派生した鰻料理店がひつまぶし専門店の本丸になっていった経緯が記されています。
店名の「しら河」は、豊橋の白河町に関連があるのかな。
「しら河」浄心本店 名古屋市西区城西4-20-12 052-524-1415 http://www.hitsumabushi.jp/ [Map]
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