未だ一歩も足を踏み入れていない「赤坂サカス」を横目にしながら、赤坂通りを東京ミッドタウンの裏手方面へ向けて進む。
一本二本と当てずっぽうに左手路地を曲がり、三本目の路地で辿り着いたのが今宵のほろ酔い処「一福」。
でもどうやら、ただ酔っ払ってばかりもいられない、らしい(笑)。
何故ってなにせ今夜のコチラ、ウルサ方の面々を集めてのセミナー会場となっているからです。まずは、”キメアワ”のためにサーバーを洗浄すること。
続いて、”キメアワ”ためにグラスをきれいに洗うこと。 洗うのはサーバーばっかりじゃなくて、ビールを注ぐ相手のグラスも綺麗じゃないといけない。 中性洗剤をスポンジでたっぷり泡立てて洗い、十分に濯ぐ。
そして、”キメアワ”をホイップすること。
キメアワを施したグラスの泡の下には、さわさわと微細な泡が静かに沸き立っていて、それをスモーキーバブルスと呼んでいる。これがつまりは、泡が活性な証拠らしくて、スモーキーバブルスが活きていると呑むたびに泡を再生してその役目を継続してくれる。
きれいなグラスで、”キメアワ”のビールを呑めば、グラスを置く都度の泡の輪がグラスに残る。 それをそのスジでは、「エンジェルリング」と呼んでいるそう。
なるほど、グラスに幾重にも残るエンジェルリングがおいしいビールを呑んだ証左にもなるってことだ。「次は何呑も?」ばかりで、今まで飲み干したグラスをじっと見ることはなかったけど、呑み終えたグラスで今の一杯を、その泡の具合を確認する手もあるンだ。ま、旨いビールはすぐ旨いと判るけどね(笑)。そうそう、呑んでばかりでもいけません。 堰を切るようにテーブルに並べられた酒肴の数々。 季節の野菜を蒸篭にした「旬菜蒸し」で始めて、あっさりした和風出汁の「皿うどん」で〆る。
創業昭和23年の「一福」も「樽生達人の店」。 老舗日本料理店が、4種類の「赤坂ちゃんぽん」をはじめ中華系の料理を供するに至ったか。そのあたりを探りにまた、赤坂通りを辿ろうかな。
ご同席多謝のみなさんは、こちら サントリー公式グルメガイド公式ブログ「樽生セミナーin東京」 から。 みなさんお疲れさまでしたー。
「一福」 港区赤坂6-4-15 03-3586-1294 http://1fuku.com/ 参考情報
column/02638


サントリー『樽生セミナー in 東京』へ行ってきたっ!
さて、こちらは先週の水曜日まさかこんなワシ程度のヒヨッコが呼ばれていいのかってなくらいのすんごいブロガーの皆さんがお集りのイベントへ行ってきました酔いしれ…