bar「Plum」で 舐めるスカイ島北ハイランド隠れ家の上質

plum.jpg春雨の降る中、 代官山アドレスに沿うようにしながら山手線の方向へ。 キャッスルストリートというのかな。 その道がちょうど東横線のガードを潜ろうとする辺りに、スタンド看板のほんわかとした紅色が浮かんでいます。 よくよく覗き見ると、円をみっつ重ねたような記号と「bar Plum」という文字がぼんやりとあるのが判る。 うん、隠れ家への階段を辿りましょう。
バックライトに照らしたバックバーを眺めながら、plum01.jpgまず一杯を「LEDAIG」。 スカイ島が贈るスモーキーさが心地いいアイランズ・モルトだ。 イチゴのカクテルもいいね、 なんて話しながら二杯目に「GLENMORANGIE」の10年を、こちらもロックで。 一杯目との比較からか、するんとした甘ささえも思わせつつ、ほのスパイシーな余韻が続きます。 頼り甲斐のありそうなこちらの店主は、訊けば、「Radio」の出身だそう。 オリジナルの「Radio」はもとより、2nd の方も今はもうなくって、嘗ての3rd が、”Bar Radio”になっているンだそうだ。 ああもう、外苑西通りのあの店はなくなっちゃってるのね、とじっとグラスの氷を見つめる。plum02.jpgずっと訪れていなかったからなんだけど、やっぱり淋しさが過ぎります。 そこにいたバーテンダー、スタッフそれぞれが巣立っていき、それぞれの次のステージに立っているのだね。こうして、自分の守るカウンターがあるというのは、きっと幸せなことなンだろね。 Webサイトには、店名について「プラムは西洋におきまして古くから実りの象徴、転じては無駄のない秀逸なものと象徴されております。その名のとおり、Plumでは選び抜かれた素材を用いた空間を上等なお酒とともにご用意しております。」とある。そうか、看板にあった三つの円はプラムを表現していたンだ。 さらに粋なフレーズがある。 「普段着でお越しになるお客様の 日々の終わりを上質にしめくくる そんな担い手でありたいのです」 plum00.jpgそんな心意気が伝わる、裏代官山の隠れ家でのひと時でありました。 口関連記事:   BAR「2nd Radio」 で店内に色濃い隠れ家的空気(02年04月)   Bar「3rd Radio」 でクラッシュアイスのブラントン路地の一軒家(02年07月)
「Plum」 渋谷区代官山町7-2 B1 03-3780-6977 http://barplum.com/
column/02593

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください