本派京のそば「竹邑庵太郎敦盛」新橋店

chikuyuan.jpg以前「月島らくさ」への道すがらに見つけた京そばのお店に行ってみました。“黒いそば”という幟が気になっていたのです。右手のテーブル一卓を除いて、すべて座卓を配した店内。金糸を含んだ刺繍を施した座布団などを始め、一種独特の雰囲気を醸しています。厨房から、「相席してもらえって云ってるだろ!」とよく通る声が聞こえてくる。ああいうことは厨房で小声で云えばいいのにねぇとホール担当のおばちゃんにこそっと云うと、「申し訳ありません。口癖なんですぅ」と平謝りしてくれる。おばちゃんが悪いンじゃないもんね。そのおばちゃんの解説によると、「あつもりそば」は木箱に収めた釜揚げを温かいつゆでいただくもので、「追っかけ皿そば」は、冷水で〆たそばをつめたいつゆでいただくもの。初めてだったら「おっかけ皿そば」がいいんじゃないかな、と仰る。然らばとそのようにお願いして到着を待つことに。まずお椀におろした山芋と山葵を添えた刻んだ九条葱たっぷりが盛られてくる。「先に軽く混ぜておいてね」。昼間っから燗酒?と一瞬思わせる(思わないか)お銚子につゆが入っている。「おまちどうさまっ」。5つのお皿に小分けされたそばが木枠に載せられて届きました。ううむ、たしかに“黒いそば”だ。お銚子から注いだつゆもなかなか黒い濃い口。その黒いそばを葱やらとつゆやらと絡めて啜ってみる。皮ごと挽いたそばと黒砂糖を隠し味に使ったというつゆ、そして九条葱の爽やかな辛味。太めのそばの、野趣あふるる食感、噛み応えがいい。この、お蕎麦をわしわし食べる感じってどこかで味わったよなぁと考えながら顔を上げたらおばちゃんと目があってしまった(笑)。そう、愛宕の「港屋」だ。「港屋」の肉や海苔のトッピングとか、ラー油を使った辛めのつゆとかとはまったく違うけど、“わしわし感”が同じに思えたんだ。葱好きサンとしては、葱がお代わりできたらいい感じ。ふと混み合ってきた周囲の様子を聞いていると、ほとんどの注文が「あつもりそば」。うむむ。みんな常連さんてぇ訳ですな。 「竹邑庵太郎敦盛」新橋店 港区新橋3-15-6村上ビル 03-5473-8803
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