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フリで訪れては玉砕されることばかりで一度も訪問を果たしていなかった「伊藤家のつぼ」。なにが“ツボ”なんだろうって、そんなファニーな興味も消えないままでありました。意を決して(?)予約を敢行。運よくカウンターの一角を押さえることができました。お品書きには、10種以上の刺身に始まって、魚介を煮物焼物した酒肴たちに幾多のにぎりがラインアップ。あっと云う間に埋まるカウンターの様子を眺め乍ら、待ちぼうけを無為に過ごさぬようにと、ひとまずグラスのビールと「飯ダコと里芋の煮付」
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をお願いする。柔らかく煮含められた蛸は日本酒か焼酎の方が合いそうだと、早速切り替えたのが鹿児島・出水の「古秘こひ」。甘い脂と独特の香りがいい「ニシン刺し」
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を口にしたところで、やっと合流となる。ひと廻りりっぱサイズの「トコブシの煮付」
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の滋味を啜り、とろっとほろっと溶ける「ハタハタの煮付」
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と煮モノを続けるにつれ、鹿児島・大口の「黒伊佐錦」をお替りするペースが急速にアップ。あはは、「タラの白子焼き」
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もいい。こいつぁいかんと、にぎりに。「なめたガレイ」「活〆コチ」「のどぐろ」に「活〆茹で車海老」あたり
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を矢継ぎ早にいただく。すっかりの酔っ払いは、最後の「ねぎとろ巻き」の下世話にイヤラシクもすっと蕩ける脂にダラシナク「うめぇ」と口走ってしまうのでありました
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。事故っちまったという大将が不在でも、1階満席の「伊藤家のつぼ」。細かく動き回ってくれる女将さんが“ツボ”のような気もするけど、他にもありそうな“ツボ”を探しにまた行かなくちゃ。
「伊藤家のつぼ」 中央区入船1-2-11 03-3551-2727
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