column/01917
吉田のうどん「樂家」神田店で 肉うどん細長いすいとんと馬肉
富士吉田市近郊には40~50軒のうどん店があって、
地域に根ざした特有の”吉田うどん”が人気だという。
武蔵野うどんをアイデンティティのひとつにしている身とあっては、比較堪能しなくてはならぬ(笑)、ってことで神田駅前へ。
立ち喰いうどん店になりそうな立地と店構えですが、
簡易な椅子を配してあります。やっぱり「肉うどん」だね。
お肉を右にあげのザク切りを左に、そして中央には茹でたキャベツが載っています。かけ放題の天かすを追加して載せ、徐にその下のうどんを引っ張り上げ啜ってみる。
讃岐のコシとは違う、そして武蔵野うどんの野性味ともまた違う。
うどん粉を捏ねて沸いた汁に落として火が通ったところをいただく「すいとん」の細長いバージョンをたべているような歯触りだ。
富士山天然水仕込みと謳っていて、当地で打ったものを神田まで運んでいるらしい。
玉の状態で持ち込んでいるのかもしれないな。
脂身の少ない部位の豚肉だなぁと思っていたら、どうやら馬肉を使っているらしい。
でも、うどんには、脂そこそこしっかりのバラ肉が合うと思うんだ。
茹でキャベツの登用にも膝を打つところが見つけられない。
「樂家」さんを窺う限り、吉田うどんがブレークに至る日は近くはなさそうだ。
「樂家」神田店 千代田区内神田3-7 [Map] 03-5256-0339 [閉店]