名物ひつまぶし「あつた蓬莱軒」本店 でカリしっとりなひつまぶし

houraiken.jpg 出張の折いそいそと熱田神宮近くまで。 「ひつまぶし」は、数年前の「いば昇」以来久し振りだ。 ひと気の少ない地下鉄の駅から国道を渡りると、白塀に囲まれた”蓬莱陣屋”が見付かります。 打ち水のされたアプローチを進み、玄関で下足札を預かり、二階の座敷へと案内されました。
誰もが判を押したように注文むのは、もちろん「ひつまぶし」。 「鰻肝焼き」「肝わさ」とか「うまき」なんかもお願いしたくなりますが、そうなるとビールでも呑みたくなっちゃうもんね、いかんいかん。
そして、待つこと暫らく。ひつまぶしのお膳がやってきました。 houraiken01.jpg木の温もりと力強さを感じさせる器の、その蓋をすっと外すと、余すところなくびっしりと並んだ蒲焼が現れる。 お品書きに示されているお作法通りに、杓文字を十字にすすっと入れ、その1/4ブッロクを茶碗によそり、いただきます。 カリしっとり、とでも表現できそうな軽快な食感のある外側にさっぱりとしたタレがしっかりと馴染んでいる。 旨いぞ~。甘すぎずベタっとせず濃すぎないなんて名古屋らしくないじゃん、なんて不遜なことを思ってしまった(笑)。
続く1/4は、刻んだ葱やら海苔、おろし山葵といった薬味を添えていただきます。houraiken02.jpg そして第3ラウンドは、ひつまぶしのお約束、茶漬け。 あらかじめ用意されていた急須から出汁を注いでずずっと啜る。 ああ。やっぱりお茶よりも出汁の方がいいということが明快に分かるのねん。 お作法では、最後の1/4は、一番好きな食べ方で召し上がれとある。 一番好きなのは、山葵を除いた薬味を載せる食べ方だな。ハグハグ。 結構なボリュームのお膳なのに、ぺろりと平らげてしまいました。 「ひつまぶし」、悪くない。
「あつた蓬莱軒」は、明治6年の創業だそう。 そしてその名物”ひつまぶし”は、蓬莱軒の登録商標なのだそうです。
「あつた蓬莱軒」 名古屋市熱田区神戸町503番地 052-671-8686 http://www.houraiken.com/ 
column/01899

「名物ひつまぶし「あつた蓬莱軒」本店 でカリしっとりなひつまぶし」への2件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください