
素っ気ない内装の店が多い場内で、河岸の男たちがどんぴしゃに似合うとは思えない店の筆頭がここかもしれないね。
およそ普通の喫茶店テイストではあるので、”河岸のバール”などと云ってしまったら言い過ぎだけれど。
おすすめ黒板メニューから「ズワイガニのカルボナーラ」をお願いしました。
カウンターのおばちゃんは、注文を伝えたすぐ後にもう一度注文を訊いてきたり、お冷をダブって渡そうとするなどなど少々お疲れのご様子。大丈夫かな。
届いたパスタはといえば、期待が過ぎたのか肩透かしな感じ。

折角のカニの旨味はどこへやら、長葱を使う工夫も首を捻ってしまいした。
意外にあっさりとした仕立ては、つまりは水っぽくて、胡椒と玉子の取り合わせの輪郭を曖昧にしてしまっているのが残念だ。
お隣さんが食べていた「沖縄の海ぶどうと白イカ」もちょっと冒険メニューのように見えたのだけれど、どうなのだろう。
やっぱり定番メニューの方が安定しているのかもしれません。
「トミーナ」 中央区築地5-2-1魚がし横丁1号館 03-5565-3737
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