颱風9号の猛威もなんとか峠を越えて、
八重山博物館探訪やはた織体験なんかに出掛けられたその日の夕刻。
お世話になろうとしていたものの、台風でそれどころではなかったダイブスタジオ「Yellow Submarine」の主、みねっちに電話した。
「明日潜れないでしょか、まだ海況ダメでしょか~」。
すると、翌朝に海の諸々の様子をみて判断するので連絡しますと、みねっち。
激甚災害に指定された2006年の颱風13号が襲来した時に島に居合わせて、
ダイビング器材をまったく濡らすことなく持ち帰った記憶が脳裏を過ぎります(笑)。
そして、当日朝。
午前中に船を降ろし準備して、午後から2本どうですか、と。
やたー、潜れるー!ということで、なんとか果たせた颱風明けの北部でのダイビングでは、 石垣で初めて拝むバラクーダの連隊や玉子を抱えたオイランヨウジウオ、 大きく育ったカクレクマノミなんかと戯れて。
その翌朝は、目覚まし掛けて、ちょっと早起き。 ホテルでサービスしてくれているチャリンコに跨って、 早朝の清々しい空気の中をスイスイと走ります。
ホテル日航八重山の横手を抜けて、長問橋のところからちょっと川沿いを走り、 小さな橋を渡ればそこは、両側を砂糖黍畑に挟まれた道。
紅塗りの看板が示すは、ゆしどうふ食処「とうふの比嘉」。 看板の上をよくみると、木枠の道具を載せた豆腐のモニュメント。 砂糖黍畑の中にあって、何気に愉しい演出です。
そこから左に折れ、バナナの木に挟まれた道をちょっと行けば、 「とうふの比嘉」のオープンエアなテーブルが見えてきます。
暑さに強い人には左手のオープンなテーブルで、 暑さに弱い人には右手の小屋へとの看板がある。
例によっていただいた豆乳は、搾り立てでまだまだ温か。
かまぼこの短冊切りにモヤシをいただいた「ゆし豆腐そば」。
麺はといえば、典型的八重山そばとはちょっぴり趣の違う、やや平打ちタイプ。
砂糖黍畑の真ん中というロケーションと朝の出来立て「とうふの比嘉」。
口 関連記事: 手作り50年「とうふの比嘉」で さとうびき畑と作り立てゆしどうふ(07年09月)
「とうふの比嘉」 石垣市字石垣570 [Map] 0980-82-4806
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