谷町線で谷町四丁目。
駅を上がったところの建物で所用を済ませれば、
ちょうどおひる時。
向かいにある喫茶店でナポリタンとパフェ、
なんて組み合わせに挑もうかと一瞬思案するも、
それはまた今後と本町通りを御堂筋方向へのんびり歩きます。
消防署の壁に貼られた標語の関西弁ににんまりしながら、
その向かいの雑居ビルの階段を何気に見上げると、
なにやら空席を待つような行列らしきひと影がある。然らばと、その列の最後尾にぶら下がってみます。 すると、その後ろにもぞくぞくひとが増えてくる。 なかなか人気がありそうだ。
間もなくの正午きっかりに扉を押して、姐さんが顔を出す。
こじんまりとした店内には、4、5席ほどのカウンターに3卓のテーブル。
順番に注文をとる姐さんが訊くのは、大盛りか否か。
店に入った瞬間から既にスパイスの香りに十分包まれていたものが、 カレーのサーブが始まってますます際立ってくる。 鈍い金色縁取るお皿で「ポークカレー」普通盛りがやってきました。
小麦粉を使用しないこともあってか、見た目からもさらさら仕様。
それではしゃばしゃばな薄っぺらい味わいかというと決してそんなことはなくて、 大量の材料で摂ったラーメン並みの出汁を使用し、と謳うだけのことはある。
スパイスのよーく沁み込んだポークも、パサつきはせずともジューシーでもなく。
そして、額や鼻の頭や首筋に早速汗が浮かぶのは、なかなかに辛いから。
綺麗に完食。 ひ〜、辛かった(笑)。
本町通りの小さなカレー専門店「宝石」は、女性店主ひとりで営む。
「宝石」 大阪市中央区内本町2-2-14 GSハイム内本町2F [Map]
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