ずっとお邪魔したかったお初天神脇の酒肴処「門」。
並びには居酒屋「北龍」、向かいにはガールズ大衆酒場「やまんそら」。
ご近所には、浪速名物「瓢亭」に、BAR「ハイボール小路」に彼の「北サンボア洋酒店」。
この界隈を訪れる度にその黄色い看板を見上げていました。
もっと早めに予約を入れればよいのだろうけど、なかなかそうもいかず、数日前に電話する度に、生憎ご予約で満席でして…。
大阪に遅く入ったそんな夜。
試しに電話を入れてみると、カウンターに空きがあるという。路地に面した安普請の扉を開けるといきなり急な階段が現れる。
プレモルをいただいて、ふーとひと息。 お通しの長皿には、冬瓜を炊いたんや湯葉と茸の小鉢、木の葉をいただいた豚の角煮。
鱧を炙りでお願いしました。
鱧の身の独特の香りと脂の旨みに皮目の香ばしさがふくよかに、うん、旨い。
お品書きの隅の「青森のうまいぃもずく」という文字に誘われて。 石垣島でいただく旨ンまいもずくをイメージしていたら、それ以上のもずくがやってきた。
お酒を奈良の雄町の「百楽門」に替えてみます。
お品書き中央下段に並ぶふたつの”名物”をお願いしました。 ひとつは、「名物ねぎあな」。 “ねぎ”は葱とすると、”あな”は穴子のことでしょう。 そう推測しながら、グラスをちびちびとやっていると、九条葱てんこ盛りのお皿が登場だ。
もうひとつの名物が「サバサンド」。 そう読めば忽ち、八戸「サバの駅」の「サバンド」を思い出す。
気の利いた酒肴に気持ちのいい応対が心地いい、酒肆「門」。
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「門」 大阪市北区曾根崎2-5-37 [Map] 06-6364-3573
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