定番といえば、「煮魚膳」も定番のひとつ。 ある日のメニューは、「銀むつカマ煮」。ちょっと濃いめの汁で煮たほろふるの身がとろっと甘くてご飯を誘います。 皮目がまた旨いのだなぁ。 そうかと思えば、「カレイ煮付け」の日もある。鰈の繊細な身にしっとりと煮汁が滲んで、ゆっくり丁寧に食べたい感じになる。 何気に「柚」の煮魚ファンは少なくないと思います。 そうそう、「煮魚膳」は毎水曜日だけ、「焼魚膳」となる。 「カレイの西京焼き」なんかもよいですよ。
ちなみに「柚御膳」は、小振りな穴子丼を軸にした定食ご膳。穴子にからめた煮つめというかタレが甘過ぎるのがやや難も、ずっと定番として供されています。 柚子を浮かべた茶碗蒸しは、いついただいても嬉しいものですね。
八丁堀の路地でお馴染みの、こじんまり感も悪くない和食処「柚」。柚子といえば、京料理にもイメージできるように和食に欠かせないものゆえ、店の名を「柚」。 削った果皮を用いる柚子は、他の柑橘より品のある感じの処がよくて、とご主人。 だからといって矢鱈と柚子を使うようなお店ではないので、念のため(笑)。
「柚」 中央区八丁堀2-21-9 [Map] 03-3551-5522
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