とんかつ「小田保」でまだまだ旬の滋味牡蠣バター焼牡蠣フライ

odayasu.jpg晴れ渡った空の三月下旬のとある昼どき。
あれだけ賑わっていた店の前から行列が消えたと聞く場内へ訪れたことがありました。
「寿司大」の前の数人を除けば、聞き及んだ通りの静けさ。
うむーと唸りながら「高はし」の前に立つと、どうやらもう「かき豆腐」は仕舞いになっている様子。
然らばと、手前の筋へと回り込んで、久し振りの「小田保」の前に。
そう、まだまだ旬の牡蠣を場内でもいただきたかったのです。

扉を入ってすぐのテーブルに陣取って、
おばちゃんの手が空くのを待って早速注文です。
「かきミックス、お願いしまーす」。
常連さんがビールを舐めるようにやっつける様子を、
ちらちら盗み見しながら待っていると、
やってきました、ご無沙汰の「小田保」の牡蠣。odayasu01.jpgどーんとした偉容で折り重なるは、バター焼きにフライ。
どろんと濃度の濃い、タルタル的ソースもたっぷりとかかっています。

odayasu02.jpgまずは、バター焼きからいただけば、
大きくふっくらとした豊穣の実りを実感することに。
焼いたバターの香りが旬絶頂の牡蠣の滋味を誘う、誘う。

そして、揚げ色しっかりの、
これまた大振りなフライにもタルタル的ソースをのっけつつ、
大口開けて齧りつきます。
odayasu03.jpgodayasu04.jpg odayasu05.jpgさすれば空かさず、ぶひゃーと弾ける牡蠣エキス。
衣がやや硬めかなぁと思いながら、
最盛期の牡蠣の魅力を堪能して、思わず目を閉じる(笑)。
こんなに豊かな牡蠣が、
この春にはもう食べられなくなっちゃうのかなぁと思いつつ……。

それが、つきじろうさんによると、
なんと4月末でもぶりんといただけちゃった
そう。
うん、ビバ!牡蠣フライ!ビバ!牡蠣バター焼き!

まだまだ時季だと4月になっても魅力の牡蠣を供してくれる、
築地「小田保」の心意気。odayasu06.jpgそうなんです、牡蠣は3月迄なんて決まりはないのです。
未来の三陸牡蠣のオーナーとなって、
息の長い牡蠣産地支援
をしませんか。

「小田保」
中央区築地5-2-1 築地市場 魚がし6号館 [Map] 03-3541-9819

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