ラーメン・ぎょうざ「王味」で 薄皮とにんにくの誘うぎょうざの魔性

wanmi.jpg奥州街道が堤川を渡るその辺り。 青森ジモチーに夜毎大人気の餃子の店がある、 という。 しんしんと雪の降る中、車をちょっと妖しい脇道へと進めると、その先に黄色い看板が見つかる。 店前の駐車スペースは満杯。 この状況だと、席も一杯かなぁと確かめると、 熱気を帯びた店内は、案の定満席だという。 おおお、なるほどの盛況振りだ。 雪に籠もることなく、通りからやや奥まった場所にある店へと、どこからともなく人々が集まってくる様子というのは、いいもんだね。
さんふり横丁を探索してから、改めて黄色い看板の前に立つ。 雪は小降りになってきた。 熱々のストーブの前で、テーブルの片づけを待って、ずずずいっと奥の席へ。 wanmi02.jpg「みそラーメン」にはじまる定価表wanmi01.jpgを見上げつつも、 お願いするのはまず「ぎょうざ」。 「ニラレバーいため」もいただきましょうか。 ガタイのいい学生たちが占拠する一角があるかと思えば、オッチャンたちに負けじとビール片手にガハハと笑ってぎょうざを貪る女性の姿も目に留まる。 なはは、いいね(笑)。 テーブルには、粗みじんの生大蒜を浮かべた小皿のタレが既にスタンバイ。wanmi04.jpg そして、やってきました「王味」の「ぎょうざ」。wanmi03.jpg薄手の皮を思わせる、そんな焼き目が誘います。 早速、小皿のタレへ浸して齧りつく。wanmi05.jpgパリっとした皮と野菜も多めのあんが、なんだか妙に軽やか。 ここへ来るまで既にあれこれいただいていて、満腹なはずなのに、するするといくらでも食べれてしまいそうなのは、なぜ? あんにもニンニクが十分利いてるけれど、オシツケな過剰感なく、すんなりと次から次を誘う妙薬のよう。 いいなぁ、旨いなぁ。 こりゃ、明日のこと考えてる場合じゃないね(笑)。 改めてめちゃめちゃお腹空かせて訪れて、麦酒とのコンビを鱈腹堪能したいとそう願わずにはいられない、この魔性。 使っているのはやっぱり、”田子にんにく”なのでしょうか。 雪の中に浮かぶ黄色い看板と提灯が印象的な、青森のソウル中華「王味」。wanmi06.jpg “王味”と書いて、”わんみ”と読む。 その名の通り、王さんの味、という意味だとご推察。 きっと、「野菜らーめん(タンメン)」あたりもいいンじゃないかな。 □関連記事:  海鮮居酒屋「やなせ」で 白子の揚げ出しに旨み湛えるじゃっぱ汁(10年01月) 「王味」 青森市堤町1-10-8[Map] 017-734-3380
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