翌日、お世話になった御影駅近くの旅館を離れ、昼下がりの三宮駅。 アーケードをゆっくり歩いてやってきたのが元町の駅前です。
高架のすぐの通りに、赤い座面の丸椅子と”ぎょうざ”の文字。目的地は、一間間口の餃子専門店、「瓢たん」なのでありました。
「ぎょうざ」二人前づつと中瓶の麦酒を所望して、 開け放った窓際に並ぶ焼き台の表情を眺めます。たっぷりと注ぐ水。 並ぶ焼き台を覆う長方形のカバーの脇から漏れる湯気。 餃子の下に差し込むヘラは、焼き具合を確かめ、焦げ付きを避ける所作でしょか。
焼き上がった「ぎょうざ」の焼き目がソソる。ソソる外観からも中身たっぷりの量感系餃子ではない、軽さが窺えます。
まずはそのまんま、いただいてみる。うん、いいねとコップの麦酒をグビリ。 出しゃばらないあんとその量加減が、皮を軸に愉しむ餃子であることを知らせてくれます。 たっぷりと注いだ水は、その皮をしっかり蒸し上げる役目を果てしているんだね。
そして、卓上に用意されている調味料の容器に手を伸ばす。 元町の餃子と云えばこれでしょうと、味噌ダレを小皿の上に。 ラー油も少々足しましょう。 中身みっちりとかジャンボな餃子ではなく、 こうして皮をいただく系の餃子には特に、味噌ダレが似合うのだねと笑顔を交わします。 軽やかな餃子に二人前をぺろっと平らげてしまい、 3人前4人前にしなかったことを後悔したりしてね(笑)。
元町の駅近く、一間間口の赤いテントが、ぎょうざの店「瓢たん」元町本店。10席に満たないカウンター。 創業時には、屋台のような形式だったのかな、などとなんとなく考えつつ振り返る。 今度この界隈を訪れたならば、 三宮ガード下の三宮店や裏手にある「赤萬」元町店にもお邪魔して、 比べてみたいなとも思います。
口 関連記事: ぎょうざ専門店「ぼんてん」でビールにどんぴしゃ味噌ダレぎょうざ(07年05月)
「瓢たん」元町本店 神戸市中央区元町通1-11-15 [Map] 078-391-0364
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今晩は。
いつも楽しみに拝見しております。
裏手の餃子屋は「赤福」でなく「赤萬」ですね。
瓢箪と赤萬、それぞれ味噌だれの味噌が、赤味噌、白味噌と違うんですよ。
また神戸に来られたら、瓢箪の北野坂店へどうぞ。
高架下店の裏メニューの水餃子が、メニューにありますので。
あのもっちり皮の水餃子、おいしいですよ。
では今後のご活躍期待しております。
Re:たかおさま
ああ、ご指南ありがとうございます。
お伊勢参りしてしまうところでした(笑)。
なるほど、高架下ではなくて北野坂店ですね。了解です!