久し振りにその前を通ると、いつの間にかリフレクソロジーっぽいお店になっている。
ありゃ、なくなっちゃったのかと思いながらその隣をみると、「仮オープン カレー堂」と黄色い貼り紙がある。
隣に引っ越したって訳なんだね、と早速お邪魔しました。
以前に比べれば格段に広くなったフロアには、
テーブル席にキッチンを囲むカウンター。
と、チケットを買ってください、とオヤジさん。
どこに券売機があるのと探せば、
外壁のドアの横にこっそりと小さな券売機がある。
んー、店内に置けばいいのになぁと思いつつ、押すボタン。
ぴろぴろっと吐き出されたチケットは、
「ディープオニオンチキン」だ。
カウンターに座って視線に入るのは、
これ見よがしにずらっと並べられた容器に、
いくつものスパイスがたっぷりと収められている様子。それぞれのスパイスの解説を貼っておいてくれると、
愉しくも臨場感あるかも、なんて思ったりします(笑)。
一人前に1個弱の玉葱を使っているという、
カレーがやってきました。
なぜに別盛りなのだろうかと思いながら、
割と径の小さな両取っ手のカップから、
ライスののったお皿にカレーを移します。
じゃが芋や角肉がごろごろとして、
カレーソースはそんなに多くない。玉葱沢山使ったのだっ!という風にしたい気持ちは分かるけど、
これだと食べ口がモサモサとして、
あんまりよろしい感じではない。
以前いただいたときは、トロミの加減よく、
深煎りの玉葱のコクが素直に愉しめるカレーであったのに、
今日のお皿は玉葱の甘さや旨味が上手に活かされているかというと、
それは案外そうでない。うーん、どうにかならんもんだろか。
噛めば弾ける、コリアンダーシードの風味はいいンだけれど。
「特製海老フライカレー」はどうだろうと、別のお昼どき。
こちらは「ディープオニオン」と違って、
端からライスにルーのかかったスタイル。
その向こうに寄り添うように、
二尾の中型海老フライが鎮座ましましている。ターメリックか、黄色いソースで化粧したカレーは、
ディープオニオンほどではないにせよ、
これでもかのコクで迫る。
ちょっと焦がしたくらいのブラックな風味が特徴だ。
厨房にみる黄色いソースは、
蜂蜜の容器に入っているのだけど、
あれって、どこかで市販しているのものなのかな。
ぎりぎりまで炒めた玉葱がベースの、
手造り創作カレーの店「カレー堂」。仮オープンの貼紙はとれたものの、店名を示すものは見つかりません。
口関連記事:
手作り創作「カレー堂」で 辛口ディープオニオンチキン燻製たまご(07年10月)
「カレー堂」
中央区八丁堀3-8-4 [Map] 03-5541-5777