お昼時のむろまち小路は、
行き交うひと達で相変わらずの賑わい。
この日は、随分とご無沙汰の日本橋「利休庵」へ。
端正な佇まいは、いつ頃新装したものだったでしょうか。
濃紺の暖簾の右手にある行灯には、草書の文字。
どうやらそのまま、「蕎麦處」と示しているようです。
やおら、ぐにぐにグニグニ。
玉子の黄身w解し、底の方に仕込んだ少量のつゆと合わせて、ぐにぐにグニグニ。
多少、廻りに飛び散らないように気をつけながら、ずずズズズ。
蕎麦の、というより、納豆の美味しい食べ方事例みたいな気もするけど、いいよねぇとずずズズズ。
こんな時に、これでは蕎麦の香りが、なんて思ってはいけません(笑)。
こういうモノだと思った方が、幸せなのですね。
そんな意味では(?)、「利休庵」で「カレー南ばん」という手もある。
目の前には湯気を上げるどんぶり。
そして、銀座の「利休庵」はもう、ない。
「利休庵」 中央区日本橋室町1-12-16 [Map] 03-3241-4006
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