九州めし処「じのもん家」で 塩とソースの焼ラーメン屋台の情景

jinomonya.jpg茅場町辺りの新大橋通り沿いを歩いていると目に留まったのが、「お仕事お疲れ様です」との手書き文字jinomonya09.jpg。 ポカポカ陽気のこんな日は仕事終わりの一杯も格別!と誘ってる。 さらには、博多天神屋台の「焼ラーメン」は肴にぴったり!とも謳ってる。 そうだ、焼ラーメンだ、と妙なスイッチが入って、そのまま横道に逸れる。 今宵は、九州めし処「じのもん家」に久々の寄り道です。
速攻ゆえ、まだまだ空いているカウンターの隅っこに腰掛けて、 「焼ラーメン、食べにきました」とのっけから宣言してしまいます(笑)。 ただそうは云っても、お食事的に「焼ラーメン」だけ啜って帰るのは如何にも無粋なので、生ビールとそのアテに「じのもん家」の牛すじラインナップjinomonya01.jpgの中から「甘辛煮すじ」をお願いして、 ジョッキを呷る。jinomonya02.jpg煮しめた感じのスジは、やや硬くてポソポソする感じ。 でもまぁ、こういうもんなんだろうなと思いつつ、また呷る。 気がついたら、荒らぶる芋焼酎「純真にごり」を舐めている(笑)。 「じのもん家」の「焼ラーメン」には、 「元祖屋台のソース味」と「こだわりの塩味」と二種類jinomonya03.jpgがある。 そして、その「焼ラーメン」は、ランチでは提供していないのだ。 jinomonya04.jpg イメージでは塩かなぁということで、後者を選んで待っていると、湯気と一緒にステンレスの小振り楕円なお皿が届きました。 そうか、一人前のメシ、ではなくて、どっちかというと酒の肴なのでこのボリュームなのかもしれないな、と思いつつ早速箸を伸ばす。jinomonya05.jpgうんうん、ストレートな加水の少ない細麺にとんこつスープがとろんと絡んで、なかなかイケる。 博多ラーメンを食べるときはほとんど紅生姜は使わないのだけど、「焼ラーメン」に添えてあるのを少しずつ加えるのは、ちょっとしたアクセントになって、なるほど悪くない。 あっという間にするっと食べちゃって余裕があったので、恥ずかしげもなく「ソース味の方もください」と告げる。ニヤリとしたおねえさんが、すぐさま厨房にオーダーを通してくれた。 jinomonya06.jpg 同じお皿で届いた「焼ラーメン」は、 比べればなるほどソース色を帯びている。jinomonya07.jpgとはいってもソース味の加減よく、とんこつの風味も残してあって、こっちはこっちで悪くない。 天神の屋台で、鉄板に麺を焼き、とんこつスープ注いで、ソースで味付けする情景が浮かんでくる。 ニヤリとした快活なおねえさんによれば、モチーフにしているのは博多天神の屋台「小金ちゃん」で、元祖屋台ではソース味のもう少しバシャバシャな仕立てなのだそう。 うーん、久々に博多に行きたくなってきたぞ。 九州めし処と書いて”くすめしどころ”と読ます「じのもん家」。jinomonya08.jpg出来ればお昼どきにも、「焼ラーメン」啜りたいけど、どうなのでしょう。 新川の「九州屋台劇場」はここの姉妹店。 駿河台にも「じのもん家」があるようです。 口関連記事:   九州めし処「じのもん家」で 屋台のすじ串と質朴たかな飯定食(04年07月)   博多のホルモン屋台「九州屋台劇場」で トリッパ肉片煮込カレー(07年09月) 「じのもん家」茅場町本店 中央区日本橋茅場町3-7-2 [Map] 03-5651-9110 http://jinomonya.com/home/
column/01157 reprise01 @3,600-