とんかつ・割烹「三友」で 旨味ぐぐぐいっ玉子型かきフライおおお

santomo.jpg友人曰く、 人形町にイケるカキフライを供するお店があるという。 ところがはたと気付けば、真牡蠣の時季が終焉を迎えようとしているところじゃん。 こいつぁいかんと慌てて、「まだ、カキフライやってますか?」と電話確認してみると、 「はい、やってますよ~、あと一週間ですね~」との嬉しいお応え。 早速、人形町の裏道までやってきました。
お店は、以前お邪魔した下町風天麩羅のお店の並び。その先の角は懐かしのカレーラーメンの店「菊水軒」だ。 秋冬仕様の「お定食」には、「上ロースカツ定食」から「しょうが焼き定食」、メンチカツ・エビ・あじの「盛り合わせ定食」といったとんかつ店的メニューがひと揃い。 santomo01.jpg 雨天ゆえ店内に引っ込めていた黒板には「他店では味わえぬ三友のかきフライ」と書かれていて、期待が高まります。「かきフライ定食」をいただきましょう。 きりっとした表情やお顔立ちがどこか鯔背な大将の背後から揚げ音がしてきました。 おおおおお。届いた牡蠣フライは、コロンとした玉子型がみっつ。 santomo02.jpgsantomo03.jpg ここにもボール・タイプの牡蠣フライがあったのね。 空前絶後と唸った「廣田」のものよりは小振りではあるものの、なかなかの量感と端正な表情を魅せています。粒子大きめなパン粉、使ってる。santomo04.jpg なにもつけず、一応ふーふーしてから無造作に齧りつく。 はふ、はふ、ほふ、……。 おおお、うううううンまぁぁいぃ!! 中身レアな揚げ口だった「日本橋 今泉」とは対照的に、齧ったフライの中身にはいい加減に火が通っていて、迸るは濃厚なる牡蠣エキス。santomo05.jpg ジューシーなそれではなくて、はふほふと味わう牡蠣の身そのものの濃厚さ。 磯っぽさなんてどこへやら。牡蠣に含む濃密な旨味がぐぐぐいっと引き出されているンだ。 そして、その強い旨味が揚げ立てサっクサクの衣と渾然となって口腔を味蕾を襲うのであります。 いやはや、真牡蠣シーズンの最終コーナーでこんな感激に出会えるとは思わなかったなぁ。 お値段も実直なる「三友」の「かきフライ」。santomo06.jpg来シーズン、また来なくっちゃ。委員長、都合どうかな(笑)。 口関連記事:   食堂「廣田」田園調布 で牡蠣料理の醍醐味を識る(08年02月)   日本料理「日本橋 今泉」 で多粒型カキフライはレアな揚げ口(08年02月)   天ぷら「中山」 で蓋の謎と黒いタレとくたっと天ぷら(06年06月)
「三友」 中央区日本橋人形町1-10-8 03-3666-1684
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