column/02524
丼呑倶樂部「金太郎」で しょうが焼き丼どんぶりモノを想う
ずっと前からそこにあると知りながら、
何故かお邪魔する機会のないお店というのもあるもので。
丼呑倶樂部「金太郎」。
どんどんくらぶ、と読ませるのかな。
表札をよく読まないと、囲碁教室かなにかと思って素通りしてしまいそう。
見上げる看板には、斧を担いで熊に乗った金太郎のイラストが見つかります。やっぱりその”金太郎”なのですね。丼呑な「金太郎」だけあって、お昼メニューは「どんぶり定食」でのラインナップ。
「ビーフシチュー丼」「しゃけとろ丼」「ねぎとろ丼」「ハンバーグ丼」「きじ焼き丼」に「カレー丼」。
加えて日替わりメニューがある。
本日日替わりの、「しょうが焼き丼」をお願いしてみました。
チケットを先に購入するシステムらしく、慌てて財布からお金を出す。
窓際でなにやら外の様子を窺うオヤジさんがもしかして、金太郎さんかなぁ。
お膳がやってきました。
どんぶりから溢れ出さんとでもするように、豚生姜焼きの肉片が跳躍寸前。周囲が多少丸まっているせいもあるけど、ぽってりと肉厚に窺えるそのフォルム。なはは。
徐に箸の先を肉に突き刺して齧る。うん、ほどほど生姜風味に辛目のタレが利いている。
齧った肉の残りを置くところがないので、元あったあたりに戻して、ご飯を喰らおうとすると複数の肉に跨って敷き詰めてあるキャベツがご飯をブロック。持ち上げようとしたら、逆側のお肉がどんぶりからズリ落ちた。あ、いか~ん。
これはキャベツを先にやっつけないと、お肉→ご飯の繋がりが確保できない(笑)!
ということで、キャベツを平らげ、お肉に戻る。
普通に生姜焼き定食でいいものを、そこは“丼呑”倶楽部の切なさか。
ああ、やっぱどんぶりに合うものとあわないモノはあるよね。
いつも思うのが海鮮丼。海鮮丼は、海鮮丼あたま定食(?)で食べたいもん。
八丁堀街角の「金太郎」。どうやら店主の父君が“金太郎”さんらしい。
「金太郎」 中央区八丁堀2-3-2 03-3551-5082