
それは、梅雨ど真ん中だというのにカラッとした、
まさに五月晴れのおひる時。
いつもの様に何気なく、
今はランチ営業を止めてしまっている、
「Les TONNEAUX」の裏手辺りを徘徊する。
生姜焼きのランチを思い浮かべる「金太郎」の手前に、見慣れないオープンカフェが出来ているのを眼に留めました。
へーと思いつつ近づいて、路上の看板を眺めると、
「ナポリタン」がある(笑)!

ちょっくらお世話になりましょう。
店先のテーブルに路上へ向かって座れば、
成る程な開放感に思わず「ビール!」と叫びたくなる。

そうもいかんかと気を取り直して、
改めて捲るメニューには、素材への拘りが伺える自然派なカフェ飯ラインナップ。
気取った割にはナンチャッテなカフェ飯とは、違っていそうな気配もいたします。
白く塗った壁には、様々なサイズの額装の写真なぞがみっしりと。

“and GALLERY”としているってことは、
場合によっては販売もするアートたちなのでしょうね。
まずはやっぱり、「昔ながらのナポリタン」から。

厨房のひと達がその昔食べてたナポリタンには、烏賊や海老の海鮮が入ってたんかい!
と思わずツッコミを入れたくなるところ(笑)。
ただ、自家製というトマトソースを使っているという割には、
シャツに飛びにくい系に仕上がっていて、悪くない。
個性を発揮したい気持ちは分からなくもないけれど、
もしも”昔ながらの”と題するのであるならば、

ケチャップの割合いを増して、
さらにもうひと越え炒め込んでいただきたいなぁ、と思うであります。
同じような、五月晴れの六月下旬。
日替わりメニューから選んだのが、「玄米ハヤシ からあげのせ」。


酸味とコクと旨みのバランスなかなかで、ベタつかない感じも好感のハヤシソース。
玄米とハヤシとの取り合わせにも違和感はない。
ちょこっとアクセントが欲しいところに唐揚げ、ってのもアリですね。
そんなこんなで、ご飯モノは白米か玄米が選べるスタイル。
「野菜たっぷりの黒豆キーマカレー」も玄米を選んでみます。

辛さ程よく、何気にスパイスの利いている。
トッピングでカラフルに飾る野菜たち。
潜んだ黒豆は、丹波・但馬産。
ディナーメニューにもそんな文字が窺えて、なんらかの地縁があるのか、
但馬、丹後、丹波地方の食材が基調になっているようです。
オープンエアが良く似合う、街角の新しいビストロ、「ZOЁ(ゾイ)」。

「ZOЁ」は、”ゾーエー”でなくて、”ゾイ”と読むンだそう。
ホール担当のおねーさんに訊けば、その意味は「女性の名前」といい、
厨房のおにーさんに訊けば、「ギリシャ語で、太陽とか命とかを示す、哲学的な用語」という。
そこには、ちょっと深い想いも隠れていそうだけど、
それはまた、秋の夕暮れ時に白ワインでもいただきながら伺いましょうか。
なぁーんてね(笑)。
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「ZOЁ」
中央区八丁堀2-3-3 [Map] 03-3552-5090
http://zoe-bistro-gallery.com/
column/03307