和食「福わうち」で 三宮な器たちにめくるめくくにろくオフ

fukuwauchi.jpg 二幕目のくにろくオフに馳せ参じました。 この夜のお店は、ご存知白金「福わうち」。 ヒロキエさんの贔屓筋でもある「福わうち」にはこれで、 三度目の参謁となります。 「福わうち」といえば、 まずは三宮さんの福福しくも厳つい風貌が脳裏に浮かび、続いて、素材の魅力を活かしながらそれをさらに引き出す工夫を惜しまない料理たちの器が浮かびます。 さて、今宵はどんなめくるめくお皿たちを用意してくれているのかな。わくわく(笑)。
なにせお店を貸し切っての30人近い宴なもので、待ちきれずの局所勃発的乾杯がスタート。 あらためて、くにちゃんの小声な「乾杯ぃ」で会が始まりました(笑)。 まずは、「じゃこサラダ」「豆いわし揚げサラダ」に「パリパリおから」。 fukuwauchi01.jpgfukuwauchi02.jpgfukuwauchi03.jpg おじゃこの香ばしい歯触り。一見ぬた風のドレッシングは、胡麻ペーストのような風味も感じられてふむふむ。サラダは双方とも、香ばしくしたものをフックにしてさくさく野菜を食べさせる仕掛けになってるね。そして、今や産廃として捨てられてしまうおからが、天かすを加えることで、意外や軽快な酒肴に仕立てられている。 fukuwauchi04.jpg飯尾酒造の飯尾さんが提供してくれた「はちみつ入り紅芋酢」をビールで割って呑み試す。今日のメニューにはそここに飯尾さん家のプレミアムなお酢がフューチャーされているンですと。 大きな角皿に盛り込まれた「刺盛」には、寒鰤、平目、真鯖、横輪鮪、槍烏賊、そしてアカムツがぐるりと囲む。fukuwauchi05.jpg熟成した印象の平目も、旬の寒鰤(九州からだという)も、身の味の濃いぃのどぐろも、つまりは全部、いい(笑)。
fukuwauchi06.jpgと、なにやらお店の中央にひと集りができている。 ナニナニ?と駆けつけるとそこには、大皿を抱えてハニカむスタッフが。 大皿にこんもりと盛られているのは、大鍋で仕込んだという「ぶり大根」であります。頃合よく鰤の香りの滲みた大根がいい(右親指立)。 fukuwauchi07.jpg
自ら湯煎する日本酒は、新潟の「緑川」fukuwauchi08.jpg。上燗あたりがいいかと思えど、いつの間にか熱燗に。
fukuwauchi09.jpg円い皿を彩った「むしやさい」を手渡しながら三宮さんがクイズを投げる。 「これ、なぁんだ?」。 これとは、2mm厚にスライスされて、縁取りにライトグリーンのグラデーションのあるヤツのこと。なんだろなんだろ、カリフラワーの茎!なんて声が出る中披露された解答は…、 fukuwauchi10.jpg「搾菜です」。 おー、所謂漬物のザーサイ以外のカタチで搾菜を口にするのはおそらく初めてだ。ほうほう。
そして、山葵をたっぷり盛る定番の「とろかつ」にあおさも素揚げしちゃうところがニクイ「筍の子の唐揚」、なんとも壮観なレア「牛ももステーキ」と続く。 fukuwauchi11.jpgfukuwauchi13.jpg そうそうこのトマトには例のプレミアムなお酢が仕込んである感じ。 fukuwauchi14.jpgそのお酢は、ざくざく具沢山の「五目ちらし」fukuwauchi15.jpgにもたっぷりと。
そして〆のめしタイム。 「なすかれー」fukuwauchi16.jpgも「チャーハン」fukuwauchi17.jpgもいいけど、やっぱり「福わうち」といえば「肉じゃがカレー」。fukuwauchi19.jpgお茶碗に盛って欲しかった思うのは、我が侭でしょうか(笑)。
ああ、満腹満足、よく呑んだ。 くにちゃん、そしてご一緒した皆さん、お店のスタッフの皆さん、愉しく過ごせました。多謝です。 そして三宮さんはいつの間にかこんなお姿に…。fukuwauchi18.jpg 「福わうち」 港区白金1-28-2サーラ白金1F 03-5739-0264
column/02279再会