袖看板の側面には創業明治三十八年とある。
緑青の浮いた二階の壁面は、所謂看板建築の名残とも見受けられるね。
司町の裏通りにある居酒屋「みますや」。
縄暖簾の先は既に、ほわんと緩い居心地の良さそうな空気に包まれていました。左手の入れ込みの奥に陣取って、やっぱりまずは麦酒。
そして、
何気なくぺろんと食べれてしまう「さくらさし(霜降)」や予想と違って平皿に盛られた「牛煮込」。
燗酒を群馬の「谺」で。
口に残る小骨が大人の食べ口を示すのだぞ。
ビールでふっくらと揚がった「骨付ふぐビール揚げ」の河豚って潮騒河豚でしょうか。
羨ましいやら憎らしいやら(笑)。「みますや」 千代田区神田司町2-15-2 03-3294-5433
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