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旬菜と魚介料理「美食亭Rin」
店頭にあるサインの“500円”がなにかと云うと、お料理・お酒が全品税込み500円だということらしい。百均ならぬ五百均の居酒屋っつーワケだ。奥のテーブル席では地元のおっちゃん達が宴会中。カウンター中央のベンチシートへ案内されました。へーもうそんな時季なのかなぁとお願いした「天豆焼き」や「アスパラの天麩羅」でビールをクイっと。野菜も魚も出回る時季がどんどん早まっているような気がするけど、それってホントにいいことなのか。少なくとも本来の旬がいつ頃なのか、ますます分かんなくなっちゃうね。芋焼酎に切り替えて、「ぶり大根」や「肉じゃが」、そして炉端焼きした帆立あたりを酒肴とする。ケースに収まっているタラバガニも同じく500円なのかと訊くと、それはワンコインではなく2コインなのだという。なんだ、全品じゃないじゃん(笑)。川越の市場で自ら仕入れているという魚介からさらに、鯵を刺しでも焼きでもなく、なんて注文をしてみたら、こんな酒蒸しがやってきた。日の出にみたてた玉子がのっていて、ほう、旨いやん。こちらの若い大将は、近くの日本料理店「楓」からこのお店を任され、切り盛りしているんだそうです。
「美食亭Rin」 所沢市日吉町19-12 04-2903-1739