二の橋近くの仙台坂下。
路傍に浮かぶ3文字、そして芥子色の暖簾
が「仙台坂ひむか」の目印です。
1階のお店かと思いドアを開くと、1階にあるのは厠のみで、そのまま階下へと進むこととなります。
店内は既にほぼ満席で、
なかなかに盛況です。
早速、グイとビールを1杯。
手書きの「今日のおすすめ」から、
脂ののりきる手前の身のしっかりした鯖にたっぷりの擂り胡麻がマッチした「鯖胡麻醤油」、
さっくりとした歯触りの間から鶏ミンチの旨味が零れる「れんこん地鶏ミンチはさみ揚げ」、
「冷し焼きなすと辛味大根のおひたし」などをいただく。
宮崎産ではなく、舞鶴産だという「岩がき」は、どーん、と大きい。
あらかじめタテ中央から包丁が入れられているほどだ。臭みなく清冽で、一瞬ミルクを思わせる香りが過ぎる。
「地鶏たたき」本日品切れにつき、「鶏しゅうまい」に切り替える。
お供は、宮崎の芋「明月」、そしてその黒麹版「びび」、さらに「妻」を。「妻」は結構ドライだ。
〆はやっぱり「冷や汁」で。
ただ、どちらかというと、手造り感漂う中目黒「よだきんぼ」の方が印象深いのは何故だろうね。
少なくとも、お品書きに料金を一切表記しないのは、ちょと不誠実な考えだと思うなぁ。
「仙台坂ひむか」 港区麻布十番3-10-9ミリオンパレス麻布仙台坂 03-5443-5198
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