看板のない店という括りの記事を見て気になっていた「豚鍋研究室」。
中目黒から北側の線路沿いを祐天寺方向へ進んで、店が途絶えたあたりをキョロキョロすると、高架下のアルミ引き戸に極々小さく店名が貼り付けてありました。
恐る恐る戸を開いて中の様子を窺おうとすると、「いらっしゃいませ!」と招く声。
少し安堵して、板の間に上がり込みました。
ガランとした部屋に懐かしの卓袱台と座布団の組み合わせが7セットほど。左手には厨房とカウンターがあります。
酷暑を払うように生ビールをぐいと干して、米の「杜人」、38度の黒糖「浜千鳥乃詩」の原酒へと。
じゅわっとした脂がそそり柔らかい「やんばる島豚 肩ローストと旬菜の海塩焼」、
さっぱりとしつつも旨味と香りが広がる「寿豚モモ肉の西京漬」、
そして「豚鍋」。
効かないエアコンを見上げながらも、すっきりとしたスープに豚とキャベツ、韮などが渾然となった鍋をハフハフと平らげて「五穀米の雑炊」へと昇華させたものまでも完食。
真夏に鍋も悪くない(?)。
お隣はあの「村上製作所」です。
「豚鍋研究室」 目黒区上目黒3-5-19 03-3713-7250
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