column/02315
Bar「オーパ」銀座
以前お邪魔したことのある「オーパ」門仲の、つまりは本丸に初めて寄ってみました。辛來飯の「ニューキャッスル」近くのビル。手摺りの幕板には大きく“OPA”の文字。地階へと降りようとすると、数人の客がほろ酔い加減の顔立ちでその階段を昇ってきました。ってことは空いてるかも、と覗き込むようにドアを押す。運よく壁際の小さなテーブル席を確保できました。顔を横に振って、カウンターに沿って壁するバックバーへ向けた視線を右へ左へ彷徨わせるも、これといったアイデアは浮かばず(もしかして、先の店で日本酒呑み過ぎ?)。ならばと、「スペイサイドでちょいレアのオススメ」なんてお願いをしてみました。おねぇさんが選び届けてくらたのは、「DUNCAN TAYLOR GLENURY ROYAL 20年」。おお、”rarest of the rare”とラベルに書いてあるじゃん。ダンカン・テイラー社がかつて蒐集したレアなコレクションの中にあった既に閉鎖された蒸留所、グレンユーリー・ロイヤルのモルトらしい。さらにラベルを見ると、CASK NO,3049とカスクの番号まで記されている。思わず、「た、高いンじゃないのぉ~」と口走ってしまった。週末の「オーパ」へは、次から次へと客が降りてくる。満席に振られた足をみんなどこへ向けるのかな。
「オーパ」銀座 中央区銀座1-4-8ビックウエスト銀座B1 03-3535-0208