脳裏にあのどんぶりの光景と味わいが浮かんだら、もういけません。 足が京葉線の東京駅に向かう準備を始めちゃう。 改札を出たその足はそそくさと新東京ビルへと急ぎます。 そんなに慌てなくてもいいのにね。
店頭には、解禁を知らせるステッカーにサンプルのどんぶり。 「鮮蠔湯麺」に添えた副題は、”新鮮!生牡蠣のスープそば”。ただ、「鮮蠔湯麺」が云えなくてもなんら問題はありません。 お店を仕切るオバサマに「カキ!」とひと言告げればよいのですから(笑)。
男性客ばかりの円卓に案内されて、ふと横を見ると、 お隣は女性客ばかりの円卓になっている。 女性がちょと気兼ねするのかな。 オバサマの差配はそんなふうにも気を利かせているのかもしれません。
あちこちから「カキ!」「かき~♪」「牡蠣をね」とドンドコ注文が入る所為もあるだろうけど、 きちんと丁寧につくるという厨房からどんぶりが届くのは、 意外と時間が掛かるのが常。 深呼吸して、落ち着いて待ちましょう(笑)。
はい、カキ、おまち遠さま。塌菜(タアサイ)彩る、お待ち兼ねのどんぶりがやってきました。
粉を叩き揚げた牡蠣の麗しいお姿。火入れの加減も素晴らしく、閉じ込められた旨味が甘めのスープに浸ることで、 一気に開花してくれるのです。 きっと、知ってる方々はうんうん頷いていただけることでしょう(笑)。
麺は自家製風の、粉の主張のある中太麺。すぐに伸びてしまうような柔なヤツではございません。
刻んだエリンギとともにたっぷり載った牡蠣の幾つかは、 こうしてご飯ノセしていただける。ご飯に合わない訳が勿論なく、 この牡蠣使った中華丼も作ってくれないかしらんなんて思うのは、 自分だけではない筈と考えたりなんかいたします。
のむちゃんが記していたと同じように、 相席の円卓は「鮮蠔湯麺」のお客さんばかり。人気のほどが窺えようものですね。 ちなみに、「鮮蠔湯麺」は、シィェン・ハオ・タン・ミィェンと読むようです。
解禁の声を聞けば、「鮮蠔湯麺」目当ての客が群がる、 新東京ビル地階の中国料理「小花(こはな)」。実はもう今シーズン2度訪ねていることは、内緒です(笑)。
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「小花(こはな)」 千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1F [Map] 03-3211-8570 http://kohana.dreamblog.jp/
column/03473
こちらの「鮮蠔湯麺」は本当に美味しいですよね。一昨日伺ったときも、周りのお客さんの9割はこれを頼んでいました。皆さんよくご存知ですね。
Re:バードさま
コメントありがとうございます。
いやはやまさに、ズルい!という美味しさですね。
もう、なにか入っているんじゃないかという(笑)。
次から次へと同じ注文が連呼される様って、愉しいですよね♪