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ただいま鋭意、旧サイトより記事移築中です。
2005年03月まで遡って移築が済みました。
でもまだまだ3合目くらい。頑張れ自分(汗)。


まさぴ。へのご連絡は、
以下からお願いします。
@

口洋食工房「陶花」で 4片のカキフライとフォアグラ入りハンバーグ

touka.jpg間口一杯の看板の灯りが、以前にも増してその存在を主張している洋食工房「陶花」。
でも、二階にあった「陶花」がご近所の一階に移転してからは、まだお邪魔したことがありませんでした。
戸越銀座の商店街を歩くたびに眺める店頭のパネルには気になるメニューがあれこれ。
でもやっぱりコレからいただかなねばなりませんねと呟きつつ、その扉を引き開きます。

すっきりとした印象のインテリア。
手前のテーブルに案内されて、早速の注文は「カキフライ」。
「お得なセット料理」をくっつけるのはいかがでしょうかということで、グラスのビール欲しさにそのように(笑)。


touka01.jpg
ビールをほぼ一気に呑み干して、
カップの濃密クラムチャウダーをペロペロ。
ややあって届いたお皿には、大振りな牡蠣フライが5つ盛りの定石を翻しての4片載っています。touka02.jpg


もしや二個づけなのかもなぁの大きさなので、檸檬をぎゅっと搾ってから、ナイフを入れて半切に。touka04.jpg
切ってみると、二個づけではなくて、そこそこ立派な量感の牡蠣であることが判る。
添えてくれているタルタルをたっぷりと擦って、ひと息フーとして口へ運びます。


バランスとしてはやや衣が固い印象ですが、カリサクの歯応えのあとにじわーっと牡蠣の身の滋味とミネラルが口腔に広がる瞬間は、やっぱり魅惑的。touka03.jpg牡蠣は広島産。
タルタルはバター入ってる?と思うよな、やや重たい仕立てだ。



あれこれ気になる「陶花」にはふたたびお邪魔して。
今度の目当ては、石ちゃんも「まいう~」な「フォアグラ入りハンバーグ」だ。


ジャガイモ、隠元、人参と付け合わせの王道を従えてやってきたお皿には、一見ごく普通のハンバーグ。touka05.jpg


どれどれとナイフの刃を挿し込むと、柔らかな切れ味で断面をみせるハンバーグ。
じゅわっと脂を滲ませつつ、その中から顔を出すフォアグラは意外なほど肉厚であります。
フォアグラONはあっても、フォアグラINしたハンバーグは、ほかに知らない。


どうよ!な感じのその断面に、それってズルくない?と訊いても、ただホレホレと誘うばかり。touka06.jpgワタシモワスレナイデとばかりにその下のデミソースがゆらゆらとするので、ざっくりと刻んだハンバーグにそのソースを塗り立てていただきます。


うひゃひゃ、見た目通りのとっぷりしたコク味が延髄を刺激する。
脂湛えた挽肉とフォアグラとデミソースの三位一体がご飯を呼ばない訳はない。
やっぱりズルいよなぁ。


戸越銀座商店街が誇る洋食の一軒、洋食工房「陶花」。touka07.jpg商店街では14店ほどでコロッケを競作していて、
それらを称して「戸越銀座コロッケ」。
庶民の味方的洋食屋さんであって欲しいような気もする「陶花」ではあるけれど、「陶花」のコロッケは「フォアグラコロッケ」600円也。
買い食いが似合うよな、町場のお惣菜ノリとは路線が違ってます。


□関連記事:
 洋食工房「陶花」で デミソースとろ玉子チキンライスのオムライス(07年05月)


「陶花」 品川区平塚2-18-3[Map] 03-3785-4410
http://touka.togoshiginza.net/

column/02943

口中華そば「長尾」青森物産展で 再会ごぐ煮干あの風景へトリップ

nagao.jpg浅草の古参デパート、松屋へ足を運びました。
目指すフロアは、「第8回青森物産展」の行われている7階大催場。
明治神宮「青森屋台村」で青森グルメの一面を愉しんだその余韻も残る中で浅草に赴いた理由は、
明快そのもの。
それは、「青森屋台村」にはなかった本場の煮干し中華のお店が出店しているから。
しかもその店が、嬉しいことに、いただいまイチオシの中華そば「長尾」なんですもの。


7階に辿り着くと早速、鼻先を擽る煮干しのにほい。
大催場と謳いながらも、そう広くはないフロアの一角にまさに処狭しと青森食材・惣菜の屋台やワゴンが犇めいていて、「長尾」の所在が判らない。
中へと踏み込むほどに煮干しの匂いが強くなってくる。
さらに色めきだって、どこどこどこと「長尾」の暖簾を探します(笑)。


あ、あったあった。
フロアのコーナーに陣取った「長尾」の浅草出店。
レジの手前のバナーが示すメニューは、「中華そば あっさり」「中華そば こく煮干」「こく煮干 チャーシュー麺」の3種類。
nagao01.jpgあれ?"ごぐにぼ"はできないのだろうか?とそう訊いてみると、
「できますよ!」とひと言。
ちゃんと、「ごぐ煮干し」用のチケットも用意していて、
お代は一緒ですと手渡してくれる。
なるほど、ここでも裏メニューとしての"ごぐにぼ"としているのだね。


入口の脇には大きなボウルに煮干しが山盛りになっている。nagao02.jpg結構大きいサイズの煮干しだよねーなどど話しているところへ、両手にどんぶりのおねえさんが近づいてきました。


雷紋を描くどんぶりは実直な印象を増していた「長尾」バイパス店の白いどんぶりとはやや趣を違えていますが、そこに注がれているスープはまさにあのエキスの表情。nagao03.jpg鼻息鳴らして早速、そのスープを啜れば、脳裡の風景がバイパス沿いのあの店の風景に一瞬トリップ(笑)。
やっぱりいいわー、うん、イイわー。


たっぷりとした旨みの凝縮感と濁りのない風味の昇華。nagao04.jpgクリーミーにさえ思う舌触りに妙な脂の気配は一切ない。


8月の「青森ねぶた祭」のポスターの貼られたパーティションの向こうに、ご存知「浅草・開花楼」の麺箱が見える。
今回の麺も「浅草・開花楼」のものだそうで、負死鳥カラスさんが自らそう云っているように、細く切ったうどんのようでもある面白い食感の麺。
日清製粉の「傾奇者(かぶきもの)」と呼ぶ粉を使って、無かん水で仕込んだという、独特の麺だ。nagao05.jpg敢えてどちらかと云えばバイパス店の自家製麺の方が好みではあるけれど、無かん水の麺が煮干しスープに絶妙にマッチすることを改めて教えてくれる完成度の麺です。


ということで、煮干し粒子が残るどんぶりの底まであっと云う間に呑み干してしまいました。nagao06.jpgその粒子はザラザラするようなものではないのは、舐めて確認しております(笑)。


nagao07.jpg
あと4箱しかないですよーの掛け声にのっかって、「こく煮干」の4人前箱入りをご購入。
自宅で啜ってまた、青森にトリップするんだもんね(笑)。


煮干し中華の雄、ときっと自他ともに認める「長尾」が浅草に出張る一週間。nagao08.jpg松屋がフロアを閉めることもあって、この「青森物産展」での「長尾」に出会えるのは今回が最後になってしまうよう。
東京で「長尾」を啜れた幸せを思います。


□関連記事:
 ご当地グルメ「青森屋台村」で初上陸青森の味と表参道冬ねぶた(10年01月)
 中華そば「長尾」で 限定ごくにぼ夢にまでみた煮干ラーメン系譜(09年10月)


「長尾」バイパス店
青森市三好2-3-5 ガーラタウン[Map] 017-783-2443 
http://naga-chu.de-blog.jp/blog/

column/02942 @850-

口お好み焼き「松浪」で 松浪浪速芳町焼きかきバター醤油の匂い

matsunami.jpg人形町、一本裏手に延びる路地。
そこに昔ながらの風情を映す、
一軒のお店がずっと気になっていました。
黒塀の古民家を舞台にした、
お好み焼き「松浪」。
格子戸の隙間から零れる灯りが誘っています。

予約をするとコースになってしまうというシステムで、ならばフリの客で行こうとすると満席御免と相成る。
素直に予約を入れて出掛けるのがよいのだねと合点して足を運んだ冬の夜。
襖を外してふた間続きにした部屋の奥、縁側に面した鉄板を皆で囲みます。


matsunami01.jpg
麦酒のジョッキをカチャンと合わせてから、温まった鉄板に載せたのは、生しいたけと三つ葉。matsunami02.jpg跳ねる油にこりゃいかんと、
みんなして紙エプロンを首に提げるのがどうやらお約束。


matsunami03.jpg

バターを溶かしてそこへ帆立を滑らせて、matsunami04.jpgちょっと欲しい焦げ目ができたところでお皿にとって醤油を垂らす。


長葱と一緒の鶏もゲソとコンビの生いかもサシの綺麗に入った牛肉も、それぞれにバターのお世話で出来上がり。
matsunami05.jpgmatsunami06.jpg


matsunami07.jpg
みっつの器でやってきたのが、「松浪焼き」「浪花焼き」「芳町焼き」。
松浪焼きは、浅蜊と長葱、天かす。
浪花焼きは、三つ葉、かまぼこに小柱。matsunami09.jpgmatsunami08.jpgmatsunami10.jpg
「芳町焼き」は牛そぼろ、キャ別に玉子のお好み焼きだ。
なぜに、「キャ別」と表記するのだろね(笑)。
ソースじゃなくて、醤油でってのが、専ら醤油派の自分にはいいぞ。


matsunami11.jpg
鉄板焼きといえば、
やっぱりこれも食べねばと追加したのが「かきバター」。
溶かしたバターの上に、片栗粉をたっぷり纏った牡蠣をON。
しっかり焦げ目をつけたところで、ハフハフしてからそっと食む。matsunami12.jpgもうひと回り大振りであってくれるとまた醍醐味が違うのだろうけど、悪くない。


やきそばを啜って、すっかりお腹も膨らんだところで、デザートを。
それは、壁に据えた額の中に並ぶ品札の一番隅に、ちょっと不思議な一枚を見つけていたからです。
その名を「くろんぼ」。
まぁ、大体想像はつく通り、あんこを生地に溶いて、焼いちゃうヤツ。matsunami14.jpgうん、素朴な菓子と申せましょう。


戦禍を逃れた人形町の裏路地で、醤油味のお好み焼きの鉄板、「松浪」。matsunami15.jpg焦げた醤油の匂いと家族経営の温かさや下町ックな人情が古民家のそこここに籠っています。


「松浪」 中央区日本橋人形町2-25-6[Map] 03-3666-7773

column/02941 @7,200-

口Coffee House「elle」で ナポリタンホットサンドサラダみそ汁

elle.jpg永いこと八丁堀を彷徨いていながら、
通りに面したこの店に入るのは、実は初めて。
スタンドサインには、本格派コーヒー&パスタ、とある「エル」。
いよいよ訪れなければと考えたのは、
店頭で示すランチメニューにずっと気になるフレーズがあったから。
そう、セットメニューのあちこちに「ナポリタン」の文字がみつかるンだ。


いらっしゃいー、とドアの前でオヤジさんが迎えてくれる店内は正に、
昔ながらの喫茶店。
ずっと奥へどうぞ、ということで、突き当たりのテーブルに腰を据えました。


改めて眺めるメニューから選んだのが、本日のサービスランチ「Fナポリタンスパゲティー・ホットサンド・サラダ・みそ汁盛り合わせ」。
本日のと謳いながら、毎日あるよな気がするのは、気にしない(笑)。
片言なオネエサンがカウンターのオトウサンにオーダーを通すと、はい分かりましたありがとうございまーすと快活に通る声で応じてくれる。
早速響いてくる、大きな炒め音。
大きく鍋を煽り、しっかり炒めてくれているのが、その音から伝わってくる。


湯気を上げてやってきた盛り合わせ皿のナポリタン。elle01.jpgすぐさまフォークに巻いたナプキンを剥がして、そのオレンジ色と挿し込みます。
うん、炒め加減に遜色なく、ケチャップ量の頃あいもいい。


そのお皿の裏側へと廻り込むとそこには、二種類のホットサンド。elle02.jpg齧ろうとして判ったのは、サンドといっても二枚のパンでサンドしているわけではなくて、半分に割った食パンの断面へスリットを入れて、そこへ玉子やツナのたっぷりした具を押し込めていること。
芸が細かいというか、なんというか(笑)。
いいなぁ。


elle03.jpg
玉子トーストサンドや玉子ピラフとの盛り合わせでなくて、
ナポさんも食べてるナポリタン単品を啜ってみようと数日後にまたお邪魔しました。


片言のオネエサンには、「ナポリタン単品で」と云ってみても、「ナポリタンだけ」「ナポリタンのみ」と云ってみても通じない(苦笑)。
仕方なく、カウンターのオトーサンにそう声を掛けると、「はい、できますよー」。


elle04.jpg
ふたたび湯気とともにやってきた、
プレートに載る「ナポリタン」。elle05.jpgしめじ多めな今日のナポは、ちょっとタバスコの青っぽい辛みが利いているよな気がするなぁと思いつつ、クルクルズズズ。
前回で在り処を知った粉チーズを振ってはまた、クルクル、ズズズ。
二回試してちょっと残念かなと思うのは、添えてくれるのがスープでなくて味噌汁であること。
付け合わせならまだしも、やっぱりナポリタンに味噌汁は微妙であるぞ、と。


どうやら30有余年に亘って八丁堀にあるという、Coffee House「エル」。elle06.jpg入口応対&レジ担当のオトウサンもまた朗らかに、「またお待ちしてまーす」。
そのフレーズが、なんとなく心地いい。
伝票裏の記載によると、四ツ谷にも同じ「エル」の麹町店があるようです。


「elle」 中央区八丁堀3-22-11[Map] 03-3553-2581

column/02941 @900-

口さぬきうどん「夏目家」で 讃岐な肉汁つけうどんバクダンうどん

natsumeya.jpgそれは確か初秋の頃。
新聞を広げた時に、一葉の折り込みチラシが目に留りました。
白地に筆文字書体だけを配した、一本気な気配をみせるチラシ。
そこには自信のほどが窺える力強さが宿っていたのです。
開店を告げるそのチラシの主が、
石川台のさぬきうどん「夏目家」でした。


そのうち寄ってみようと思いつつ、気がついたら季節は冬に。


路面電車チックな石川台駅の改札を出て、すぐを右に折れると、その先右手。
「うどん」という文字とともに、ファサードにモザイクをあしらったかのような二階屋がみえてきます。
natsumeya02.jpgnatsumeya01.jpg
手描き風の文字で大きく「うどん」と記した白い暖簾を潜るとそこは、ゆったりした空間のフロア。natsumeya03.jpg天井の高く、古材を巧く使った落ち着ける雰囲気を醸しています。
奥に湯気を上げる厨房の様子が窺えるね。


武蔵野うどんではないけれど、どうもそこから注文みたいと「豚汁つけうどん」。natsumeya04.jpg品書きには「これ たべなきゃ」と何気なく書いてある。


どんぶりに盛られてきたうどんは、つやつやとして、natsumeya05.jpgでも機械づくりっぽいノッペリした表情ではない。


一方、つけ汁は、やや小さめに刻んだ豚バラ肉が浮かぶヤツ。natsumeya06.jpgその豚汁に浸して啜り噛むうどんは、なるほど讃岐流。
むにんっとした量感と歯応えに加えて、どこかうどん自身の仄甘さを残すよう。
その点から考えると、ちょっとつけ汁が甘いかもしれません。


壁には、「夏目家のこだわり」が貼ってあって、例えば、だしには、コクと甘みの出る瀬戸内海産白口煮干しを使っているとある。
うどんには、オーストラリア産の小麦粉を使い、温度管理した熟成庫で寝かせているという。


natsumeya07.jpg温かいうどんもと、別のお昼に「母の味バクダンうどん」。
鶏、豚、豆腐、木耳、玉葱、長葱、玉子に生姜。
それらをよく練って出汁で煮る。
店主のお母さんが、時々鍋一杯に作ってくれるという、がんもどきの変わり版のような「バクダン」がトッピング。natsumeya08.jpg
やっぱり冷たいうどんの方が魅力を発揮してくれるけど、ふむふむこれも悪くないと汁を啜る。
おでんのタネのようでもある「バクダン」がその汁にほろほろっと解けてあたりがなんだか嬉しいぞっと(笑)。


石川台のさぬきうどん店といえばきっと、ここ「夏目家」のこと。natsumeya09.jpg以前は「夏目家ダイニング」と称するお惣菜の店であったらしい。
「にしんの昆布巻きうどん」「穴子の玉子焼きうどん」に「コリアン風上品モツ煮うどん」、豚肉をちょと入れたつくねの「つくねうどん」などなど。
惣菜に対する試行錯誤が、さまざまなうどんバリエーションに活かされているよな、そんな気がします。


「夏目家」 大田区東雪谷2-23-5[Map] 03-3727-0182

column/02941 @780-

上記以前のエントリー

口Coffee House「elle」で ナポリタンホットサンドサラダみそ汁
口さぬきうどん「夏目家」で 讃岐な肉汁つけうどんバクダンうどん
口和食「よね津」で かつおたたき四万十ごり唐揚土佐清水鯖棒寿司
口BAR「並木ハイボール」で しゅわしゅわとコマネチとナポリタン
口沖縄料理「おもろ」で 豚尾のおもろ煮豆腐よう草分け沖縄料理店
口BAR「ハイボール小路」で ホワイトホースのハイボール天神脇の小道
口和食「仙厓」で師走の献立アリスの祝い花と仙厓師匠に思うところ
口ご当地グルメ「青森屋台村」で初上陸青森の味と表参道冬ねぶた
口Restaurant「Coulis」で カキのカダイフ極細衣と牡蠣のトキメキ
口中華そば「長尾」浜田店で 煮干しの小青森煮干し中華を振り返る
口カフェ「iL PiNOLO CAFFE」で 青森りんごホットワインに和む
口ラーメン・ぎょうざ「王味」で 薄皮とにんにくの誘うぎょうざの魔性
口中華そば「ひらこ屋」で とんこつ煮干しそば記憶に残る一杯
口Bar「lii」で チョコレート×ヘーゼルナッツの洒脱とグラッパの酩酊
口秋田の味「鹿角」で 子持ちずし鰰とんぶり長芋きりたんぽ鍋

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