小料理「伊々」で 豚肉しょうが焼き肉なべと気になる酒肴の並び

ii.jpg御堂筋と新御堂筋が合流するのが梅新南交叉点。 梅新南に少々厳つい雰囲気を漂わせているのが、 アメリカ総領事館だ。 周囲を警備の手が囲む総領事館の裏手から、 裁判所近くの界隈にも飲食店が点在しています。 例えば、シチューの店「グリル モリタ」の近く、 幅のある車輌では通り難そうな裏道に、 ガルバリウムの波板を壁にした白塗りの店。 扉脇の石板には、「伊々」とあります。

目を惹くのは、壁に掲示されたその日のランチメニュー。ii01.jpg料理のイラストを交えた味のある手描きポスターで、 日替わりランチの三品をアピールしています。

厨房を囲むL字のカウンターがどんどん埋まってく。ii02.jpg二階にも十数名分の席があるようです。

外のメニューで即決していたご注文は、「豚肉のしょうが焼き」。ii03.jpg強い火力のレンジでじゃっじゃと炒める光景を目の当たりにして、高まる期待(笑)。 ああ、玉葱の甘さが十分に引き出され、さらっと存分に生姜の利いた好みのタイプ。 さあ、御飯を掻き込もう。

ii04.jpg “ボリュームたっぷり、お腹もいっぱい”と謳うは、「肉なべ」。 使い込まれた落とし蓋を外せばまた、新たな湯気が立ち昇ります。ii05.jpgii06.jpgii07.jpgほろほろ旨々の牛肉に甘めの汁の滲みたお麩。 半熟に解ける玉子の黄身にうどんを絡めればほら、堪らない。 さあ、御飯を掻き込もう(笑)。

「マーボ定食」や「ハンバーグ定食」、 「天丼」や「牛肉のテリ焼き丼」「豚バラ丼」といったラインナップに挟まって、 「カレー焼飯」のポスターが並ぶ日もある。ii08.jpgどこかの賄い食のようでいて、 ぴり辛具合、パラパラ具合がなかなか好ましい。 炒めるのに一瞬の躊躇もあればこうはならない、なぁんて考えたりして。

扉の脇のホワイトボードには、 ぎっしりとその夜のものと思しき酒肴たちが並んでる。ii09.jpgどれもが気になり、その姿を想像したくなるものばかりだね。

アメリカ総領事館裏手、西天満の裏道に今日も「伊々」のランチの品書きが並ぶ。ii10.jpg店名「伊々」の意味はと訊ねたら、 息子さんと思しき兄さんが親指をぐっと立てた。 「伊々」は、「いい Good!」。 夕暮れ時にお邪魔する機会があればいいのになぁ。

口 関連記事:   シチューの店「グリル モリタ」で 軽やかなるヘレ肉ビーフカツレツ(07年04月)


「伊々」 大阪市北区西天満2-9-21 [Map] 06-6362-1123
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