今でも数人の空席待ちを擁していることの少なくない「一風堂」を横目に歩む大崎広小路の交差点辺り。
そこに気になりつつもお邪魔したことのない、エスニックのお店がありました。
タイ料理のお店「ラックタイ ペンロイ」はいつもお客さんが入っている地元の人気店だ。
象のマークの硝子越しに、席あるかなぁと店内を覗き込むと、
不意に扉が開いて、「どぞっ」と招かれる。
そのまま扉を開け放って、ぷちオープンエアのタイ屋台料理となりました。
入口すぐの小さなテーブルで、まずはやっぱり「シンハーSingha」を。
そのお相手に何がいいかなと選んでみたのが、
自家製タイ風さつま揚げ「トンマープラー」。
まさにその通りのさつま揚げなのだけど、みっしりとした量感があって、甘くて辛くてちょっと酸っぱい独特のタレに浸していただくと、途端にタイ屋台にいる気分満開になる(笑)。
腹拵えは、「ゲンキョウワン」で。
「ゲンキョウワン」は唐辛子マーク2つのピリ辛グリーンカレーだ。
茄子や鶏肉の具を満載した緑のカレーを月桂樹の葉を避けながらそっと啜ってみる。
うんうん、辛さ程よく、さらっとしたなかにたっぷりのコクがあって、
なかなかうんまい。
ココナツミルクの濃度加減がいいのだね。
別の夜に同じ席(笑)。
やっぱりのシンハーにこれまたよく合うのが「ナンガイトー」。
「ナンガイトー」はつまりは、鶏皮の唐揚げ。
パリパリのサクサクを例の甘い辛いとろみタレでイケば、
なははは、シンハーが旨い。
ご飯ものの中から選んだのが、、「カオパッペンロイ」。
「カオパッペンロイ」は、
ピリ辛にしたチャーハンに目玉焼きをのっけたシンプルなお皿。
タイ米はやっぱりチャーハンによく合うねぇと思いつつ、その山を崩していくと中から包丁を入れたイカなんかの具材で出てきた。
意外と芸が細かいんでないの(笑)。
三度訪れた同じ席(笑)。
おススメボードメニューの筆頭にあるのが気になって、「えびトースト」。
なるほど、海老の身を叩いたペーストを耳をおとした食パンに挟んで揚げた感じ。
展ばした蜂蜜のような不思議に甘いタレをつけていただけば、これもなかなかイケるヤツ。
今宵は、あっさりスープの麺が食べたいな、と思えば「センレックグワイテオガイ」。
透明感たっぷりの鶏がらスープには、砕いたガーリックチップが浮かんでる。
実にあっさりした味わいを想像しながらそのスープを啜ってみると、意外やしっかりの旨みあり。
つまりは、”フォー”的米粉ヌードルなんだけど、煮込んだ大根なんかがごろごろ入っていて、麺のボリュームもたっぷり。
想定以上の満腹満足であります。
地元で人気のタイ料理屋台「ラックタイ ペンロイ」は、大崎広小路駅近く。
“ペンロイ”は”屋台”という意味。
じゃぁ”ラックタイ”はどういう意味かなと訊いたらば、
タイ人の小さなおネエさんが明るく朗らかに、こう答えてくれました。
“タイ、大好き!”というイミだよー!
なるほど、そうだね(笑)。
高輪、品川、田町にも店舗があるようです。
「ラックタイ ペンロイ(RAK THAI)」西五反田店
品川区西五反田1-24-1タキゲンビル1F[Map] 03-3493-3644
http://www.rakthai.jp/
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