天満橋の裏通りにある「香月」でランチです。
石挽き自家製粉生粉打ちのそばと「黒豆うどん」と呼ぶうどんが自慢のお店らしい。
おひる時のピークが遅めなのか、先客のないところを奥のテーブルまで。
横にする壁は粗めに塗った土壁で、鳥獣戯画的筆絵が描いて
ターメリックな気配は少な目な、濃いぃ茶褐色の汁。
あきらかに含むとろみ。
そして、やっぱりうどん。
箸の先をそこへ差し込んで、むんずと掴み上げる。
たっぷりとカレー汁を纏い上げるうどんには黒い粒子が一面に見える。
カレーに含んだ砕いた胡椒かなにかかと思いながら啜りつつよくみると、纏うカレーの中のものではなくて、うどんそのものに練り込んだもの。
ははぁ~、これが「黒豆うどん」かぁと改めて啜れば、力強い量感とコシツキが濃厚なカレーと競うようにバランスしているのが分かる。
そのカレー汁はというと、辛さあとから追い駆ける系スパイシー。
後学のために、そしてちょっと拘った応答を貰えるのではないかと期待して「ちなみに、使ってるハーブって主にどんなのです?」と訊いたら、わざわざ厨房に声かけてくれたにもかかわらず「ハーブはハーブよー。ローレルとかシナモンとかそんなんよー、うん」というヨウワカラン的ちょっと残念なお応えだったことは、内緒です(笑)。企業秘密だものね。「香月」 大阪市中央区船越町1-1-11大手前ハウス 06-6949-0061
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