川崎方面からの帰り、北品川で途中下車。
「しながわ翁」の、そして「品川 二郎」への途上で気になっていた「居残り連」を訪ねるも、なんと予約で満席だという。
そんな事態になってるとはビックリだぁと旧東海道に引き返すとそこにも「連」の文字。
ここにもあるじゃんと近寄ったところで、その先の向かい側に「もつ焼き 煮込み」の文字を見つけました。
満場一致でそっちの暖簾に擦り寄ります。
「空いてますよ~に~」と祈るように扉を引けば、運よくテーブル1卓だけ空いている。
他のテーブルはといえば、一体何時から呑んでいるのかすっかりできあがりモードのオッチャンたちがガハハと笑う賑やかさ。いいね~(笑)。
ジョッキを傾けながら、まずは早速「煮込み」。
例の大好物なふるふるもあれば、ギアラのようなこりこり系の部位あって、その、ぎゅっと集約した旨味が引き立つような濃過ぎない味付けで煮込まれている。いいね~。
白黒両方揃うホッピーをお願いすると、ボトルと中身が届くのかと思いきや、既に作られたグラスのみがやってくる。
片や「牛すじ鍋」は、柔らかいスジの魅惑が真っ直ぐ愉しめる鉄鍋になってます。
腸からたっぷりのエキスが滲む「ほたるいか酢みそ」、かりさくとした食感と噛むほどに広がる滋味の「子アジから揚げ」、そして解けるたっぷりの身がしみじみ嬉しい「あら煮」。
いいね~、とそこへ黒ホッピー一辺倒でグラスを重ねます。もう何杯のんだ?(笑)。
決してブツ切りでない「マグロブツ」は、
均整の取れたその表情を愛でるように眺めてから口に含む。うん、いいね~。
きっとこれも定番メニューなんだろと思う「イワシくるくる」。
胡瓜、貝割れ大根、生姜を鰯の身で包み、海苔で巻いた酒肴は、ありそでなさそな素朴な逸品だ。
気がつけば
我らが「カキタベ!」委員長も広田の生牡蠣食べてた東海道品川宿「ほ志乃」。
創業昭和34年かぁと、暖簾を振り返りながら気がついた。もつ焼きの串たちを頼み損なってたじゃん。しまったなぁ~(笑)。
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「ほ志乃」 品川区北品川1-3-20 03-3471-2596
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