第一京浜沿いの歩道を歩いていたら「欧風カレー専門店」という、スタンド看板が目に留まりました。
店の名を「ボン・ナペティ」。
ソースパンが影絵のように描かれた壁の看板を眺める。
“Bon-Appetit” は、
どうぞ召し上がれ!ってな意味だよね。
なんて考えているうちに、足が勝手に地階への階段を降りていました。
暗めの店内に浮かぶ蝋燭型の照明も古めかしい。
メニューにあるは、「ビーフ」「ポーク」「チキン」「ミートミックス」から「ホタテ」「エビ」「カニ」「シーフードミックス」、そして「ナスチーズ」「アボガドとトマト」「チーズトマト」などがラインナップ。
ちょっと珍しい、「アサリ」を中辛でお願いしました。
すると、じゃが芋の小皿がやってくる。
こちらも欧風カレーの本尊のひとつに数えられる「ボンディ」になんらかの影響を受けているっていう記号なのでしょうか。
違っているのは、バターが添えられておらず、テーブルに用意された岩塩(アンデスのローズソルト)をミルからガリガリとして「じゃがソルト」でいただくというスタイル。
「じゃがバタ」もいいけど、じゃが芋の甘さが引き立つ「じゃがソルト」もいいね。もしや、バターが高騰しての苦肉の策?なんて思ったけど、これが「ボン・ナペティ」元々の食べさせ方なのでしょうか。
そして、不思議な形のレードル
の添えられたソースパンが届きました。
一気にライスに回しかけて、スプーンの先を動かします。
神保町「ボンディ」では、辛味とコクを押し付けがましく感じてしまって疲れたけれど、同じ中辛でもコチラは滑らかに迫る辛味で、しつこさのない程良いコク味の中に野菜の甘みを含んでいる。
アサリの磯風味に違和感はないものの、やっぱりミート系のトッピングが馴染みやすい食べ口だと思うな。
どこか孤高な雰囲気も醸している三田「ボン・ナペティ」。
今度機会があったら、ビーフとポークの「ダブルミックス」あたりで挑みたいと思います。
口関連記事:
欧風カレー「ボンディ」神保町店 で息苦しきビーフカレー(06年10月)
「ボン・ナペティ」 港区芝4-6-16 03-3452-8062
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