武蔵野うどん「竹國」で 肉汁うどんにカレー汁うどん機械打ちの妙

takekuni振り返ればもう一年半も前のこと。
駅舎の改良工事がやっと済んだ所沢駅の、 広くなったコンコースから改札を抜ける。
川越方面のホームにあった立ち食い処、 「狭山うどん」も新しくなっていたっけ。
西口を出て、プロペ通りのゲートを潜ると早速、 コンタクトレンズ店の割引券配りの兄ちゃんが、 往来を妨げるように真ん中にいる。
日が高いうちからチェーン居酒屋に誘う兄ちゃんも、 我が物顔で道の真ん中にいる。
暑い中働くバイトくんには申し訳ないけれど、 はっきり云って邪魔なのでやめて欲しい。
道路使用許可、ちゃんと取っているのかな(笑)。

そんなことを考えながら、 とことこ歩きプロペ通り逆側のゲートが近づいてきたところで、 なにやら祝花のスタンドで華やかなお店が目に留まりました。
眺め見た看板には、「武蔵野うどん」とある。takekuni01所沢の駅前通りに「武蔵野うどん」の店が今までなかったことに気付かされた気がして、 ハッとなったものでした。

後日改めて寄り道してのご注文は勿論、「肉汁うどん」。
中盛りも大盛りも同一料金ということで、中盛りあたりでお願いしましょう。

肉増しトッピングによりお肉たっぷりのつけ汁が嬉しい見映え。takekuni02やや塩っぱいかと一瞬思うも、文句のない肉汁であろうと思い直します。

皿に盛られたうどんはというと、麺に沿って筋というか溝が走る特異な形状をしている。takekuni03残念ながら手打ちを期待してはいないけれど、 それは如何にも機械で打ったもののように思えるもの。
でも、ちょっとした製麺技術が施されているのかもしれません。

肉汁に浸して啜ったうどんは、滑らかに口元を滑り、茹で立てなのがよく判る。
つるんとした処は讃岐のようでありつつも意外や粉の風味もちゃんとする。
どんな粉の配合をしてるのか、企業秘密を知りたくなる感じだ(笑)。

間が開きつつもふたたび寄り道した遅いお昼には、「カレー汁うどん」。takekuni04カレー汁はどうかというと、キリッとしつつ辛過ぎず、 カレー風味に出汁の負けない意外な仕立て。
引き上げるうどんにも当然のようによく絡まって、 なんだかちょっと口惜しい(笑)。

連れ立って訪れた冬のある日には、「肉汁・カレー汁Wセット」。takekuni06肉汁から始めて、カレー汁にいく流れは、誰もが思うところでしょう。
例えば「涼太郎」にもあるように、ふたつの汁が楽しめるセットは、 ザ・武蔵野うどんの店にも散見されるところであります。

店先のケースで保温電球に照らされているのは、ご存知所沢名物「焼きだんご」。takekuni05店先に炭焼き台は見当たらない。
やっぱり焼き立てに勝るものはないけれど、 手作り和菓子と焼き団子の店「松月堂」なき今では、プロペ通りで唯一、「焼きだんご」を売る店でもあるのです。

昭和29年創業を謳う武蔵野うどんの店「竹國」所沢プロペ店。takekuni07竹國うどんは、他に新所沢、狭山の堀兼、新狭山、 坂戸の若葉駅前などにもお店があるようで、なんと渋谷にもあったらしい。
ただ、なんとなく直営ではないような気もするところ。
狭山市にある製麺会社「大進食品」が運営する外食事業であるとの噂がある一方で、 「山崎製麺所」との表記の店もあって、その辺りはちょっと謎ですね。

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「竹國」所沢プロペ店
所沢市日吉町8-6 [Map] 04-2924-9502

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