
神宮の外宮は、豊受大御神をお祀りされている豊受大神宮。 豊受大御神は、神々に奉るたてまつる食物、御饌を司る、 御饌都神とも呼ばれているそうで、衣食住から広く産業の守護神として崇められている。

そうそう、勾玉池の畔に建つ「せんぐう館」は、意外と見応えがあったね。 神宮式年遷宮が伝えて来た技術や精神、 未来への継承を続けてゆくそのたゆみない営みには、 ただただ感嘆するばかりであります。
外宮前、御幸道路のバス停で乗り込んだ三重交通の路線バスは、 五十鈴川駅を経由して、伊勢街道へ。 神宮会館前で降りれば、大混雑の「おかげ横丁」が目の前だ。 そして、「赤福」本店前から曲がり入ったおはらい町通りも驚く程の大賑わい。 沿道の誘惑に靡きながらも、なんとか宇治橋の前までやってきました。
お辞儀をして鳥居を潜り、宇治橋を渡り、お辞儀をしてまた鳥居を潜る頃には、 不思議と畏まった神妙な心持ちになってきます。

ふたたび、宇治橋を渡って、おはらい町通りへ。 「お豆腐ソフトクリーム」なんかを手に漫ろ歩き(笑)。 復路でのおかげ横丁では、 伊勢うどん「ふくすけ」前の太鼓櫓での神恩太鼓の好演が印象的です。
外宮近くの旅館に荷物を降ろして、夕餉の前のひと休み。 河崎の蔵の居酒屋「虎丸」は、矢張りの人気で予約叶わず。 そこで、のむちゃんおススメの居酒屋へ向けて、町中を散策しながら向かいます。 目標は、尼辻という交叉点。 高柳商店街のアーケードには、ガンダムはいたけれど、ひと通りはない。 それとは別のアーケード、 伊勢銀座新道商店街「しんみち」の入口を尻目に左手に逸れました。
目の前に現れたのは、なんとも素敵な佇まい。

がらりと戸を引けば、盛況の店内はゆったりとして、 左手にカウンター席、右手に続くテーブル席の先には座敷がみえる。 お姐さんに、「ここ、如何?」と相席含みで手前のテーブルに案内されました。
お品書きはどこでしょうと振り向くと、壁にずらっと並んだ品札たち。

陽射しの強い日だったねと、ジョッキのビールで乾杯して、 まずお迎えしたのが、「かしわきも煮」。

「さば酢」と迷ってお願いしたのが、「いわし酢」。

こいつぁやっぱりお酒だねと、冷やのお銚子にコップを添えて。

これまた「穴子フライ」と迷って決めた、「あじフライ」。

ダレヤメは知ってても、サメダレは初めて聞いた。 それって一体なんだろうと、興味津々の「鮫だれ」。

ふと時計の下に掛けられた色紙に目が留まる。 「いろいろとちがいはあれどげにここは つきにいちどはやはりこのいえ 杢太郎」と、 色紙にはある。

「鮫だれ」と並んでもうひとつ、 それってなんだろうと気掛かりだったのが、「ふくだめ」。

「わかめ酢みそ」には、身の厚い若布にとろっと八丁味噌の酢味噌。

「焼きあげ」は、そのまま焼いたお揚げだよねと云うなかれ。

1914年(大正3年)創業という、 伊勢の地元の老舗居酒屋「一月家(いちげつや)」。

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「一月家」 伊勢市曽祢2-4-4 [Map] 0596-24-3446
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